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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 4

「話さないといけませんか?」
「いや、無理にとは言わないけど。セックス、いや、こっちの言い方だと、まぐわいの儀式をすると、リゼットは妊娠するかもしれないじゃないか」
リゼットはため息をついて、俺をまっすぐ見つめた。
「千年に一度あらわれる<覇王>はこの世界の正統なる王であらせられます。王が不在の時代には、女王たちが代行者として君臨するのが世界のならわしとなっております。ただし、あなたが王となるためには試練を受けなければなりません」
「えっ、試練って何だ?」
俺はてっきりリゼットが強い戦闘力を得て復讐したい仇がいるとか、能力をアップして騎士団に入隊したいとか、そんな事情の話だと思っていたので驚いた。
「どんな試練なのかはわたしにはわかりかねます。ただし、王となるための試練を受ける<覇王>であるあなたのためなら、身も心もすべて捧げるのが、神に選ばれし者の花嫁なのです。花嫁はわたしだけではありません。わたしは神による夢のお告げで、女神に選ばれし者、つまりあなたの花嫁だと自覚できましたが、まだ花嫁であることを自覚していない人もいるかもしれません」
「リゼット、俺の嫁になれって神様のお告げがなかったとしたら、いつか誰かと結婚するつもりはあったのか?」
「わたしは聖職者ですから」
女僧侶は一生純潔を守り通すものらしい。なんか、せっかく美人なのにもったいない話だと思った。
この世界の聖職者は恋愛をしないのか?
「聖職者としての義務だから、しかたなく俺とするってことなら、そんなに無理しなくてもいいと思う。それにファリエールに処刑された俺を救助してくれただけで、すごく俺に貢献してるじゃないか」
「ええっ、そんなことをおっしゃられても困ります。もしかして、わたしではご不満なのですか?」
「だから、不満とかそういうことじゃなくて……」
「そうですよね、わたしは聖職者で、見た目だって地味ですから。男の人はもっと華やかで綺麗な人のほうがお好きですよね」
「リゼットはきれいだと思うぞ」
色白ですべすべの肌とか、小さめだけどおっぱいのかたちとか、背中とか、きゅっとたるみのない丸いお尻とかも。顔立ちだって童顔だけど美人なほうだと俺は思う。
それに声がアニメ声でエロい。声はけっこう重要だと俺は思うんだけど。
「同情ならいりませんから。わたしの女性としての魅力が足りないせいで、あなたに不快な思いをさせてしまって、すいません」

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