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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 19

遅めの朝食を三人で食べながら、昨夜の感想や気がついたこと、それから、これからどうするかを相談した。
覇王の花嫁になった二人は、女王に能力を与えられているわけではなくなったので、今までのように制限がなくなったらしい。
リゼットは城下街で暮らして、教会やカロリーナの塔しか出歩けなかった。王城にも女王の呼び出しなどがない限り入れなかったそうだ。カロリーナも王城には女王が認めた場合以外では立入禁止だった。カロリーナの場合はリゼットよりも権限がある上級職で、国内のどの街にも行くことが許可されていた。
イベント条件になっているキャラクターが、あちこち自由に移動してしまったら、設定としてややこしいことになるということなのかもしれない。
「私は御主人様のおかげで自由になれた」
カロリーナがそう言って微笑みかけてきた。
覇王といっても、セックスしまくって膣内射精して消滅をなくしたり、いろんなキャラクターの制限を解除できるけど、その能力の目的がわからない。
たとえば勇者が魔王を討伐するみたいな、目的が決められているわけじゃない。
世界中の俺が気になる美人と全力でやりまくるってことが目的か?
女騎士ファリエールの体にふれなかったので発情しなかったのか、賢者の石で蘇生したから狙った女性を発情させる能力を獲得したのか、いまいち曖昧な発動条件ではある。
「とにかく、ご主人様はファリエールさんをわたしたちと同じ、覇王の花嫁にしたいという気持ちは変わらないとおっしゃるのですね」
リゼットの微笑が、なぜか少しこわいんだが。
「もし御主人様が、他の同盟国に旅に出ることがあれば、私をその旅に同伴させてくれたらうれしい」
カロリーナは俺を旅に出させたいようだ。
「旅が安全とは限らない。魔法に関してのことなら私はこれでも専門家だ。リゼットが旅に同伴すれば、病や傷を治療もできる。私たち二人なら御主人様を蘇生させることもできる。ただ戦闘となると私たちだけでは心もとない」
「そう考えれば、もし三人目の花嫁が女騎士のファリエールさんならお師匠様のおっしゃるとおり、安心です」
俺はどうやら戦力外ってことで、二人の花嫁の見解は一致しているようだ。
[私たちはいろいろなものに縛られて生きている。
しかし、誰でも、人が愛し合う心だけは選択できる自由がある。神の愛が、死が、誰でも平等にあるように。]
カロリーナはさっそく日誌にそう記したと俺とリゼットに語った。俺とセックスをして、同性同士のセックスが常識となっているが、異性間の性交渉も、愛し合う行為であることでは同じだと実感したらしい。
「旅に出て、人間族だけでなく、もしも異国の違う種族でも、御主人様と愛し合いたいと願う者と出会ったのなら、生きるよろこびを与えてあげてほしい」
カロリーナは俺にそう言ってから、ため息をついた。

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