遊戯王〜BMG調教〜 81
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黒マスター「くっ……一体、どうなっている…」
伝説「マスター、如何なさいましたか?」
疲労困憊な様子で玉座に深く腰を掛ける主を心配した伝説の調教師は、黒マスターから先程の情事を簡潔に説明された。
伝説「それはまた…」
黒マスター「ええ、こんなことは初めてですよ。まさかこの私が小娘相手に」
MT「それは恐らく、調教モンスターとして完成したのでは?」
黒マスター「おお、MT。ようやく回復しましたか」
そこへMTが口を出す。BMGを孕ませる程、強力な魔力を帯びた精子を射精したMTが、魔力(もとい性力)の回復から戻ってきた。
伝説「それで完成とは、どういう意味ですか?」
黒マスター「私達が女性モンスターを犯す時、特に魔法使い族の女とセックスは、ただの性交ではないのですよ」
絶頂するとは、心の抵抗が無くなること。魔法使い族の女がイク瞬間、心の抵抗が失われ魔力を吸収し易くなる。
そしてMTと一体化した黒マスターは、魔法使い族の女をイカせる時にその女の魔力を吸収すると同時に、自身の魔力を注ぐ循環交換を行なっている。
その女の魔力を吸収する事で、対象を確実に孕ませる性質を持った精液を射精し、やがては身も心も委ねる様に調教モンスターへと変化するのだと言う。
黒マスター「要は私達がその女の躰を理解し、隷属させるということです」
伝説「成程。つまり今のBMGは、完全に我らの同胞となった。そういう訳ですね」
黒マスター「その通り。彼女はもう、普通には戻れない。魔力の供給、つまりセックスが無ければ生きていけなくなったのです」
MT「そして魔力の高い女ほど、その効果は絶大。というのは良かったのですが…」
チラリと横目で調教神を見やるMT。実の息子が荒い息でソファに横たわり、見た事ない位に汗を噴き出し疲弊していた。
MT「ふむ。どうやら予想を上回る結果となったようですね。BMの名を受け継ぐとはいえ、仮にも神を名乗る私の可愛い息子がこんな姿になるとは」
黒マスター「ええ。どうやら今のBMGは燃費の悪い車と同じ。これでは幾ら私や調教神とはいえ、一方的に魔力をBMGに吸収され続けてしまう。ならば、少し趣向を変えてみるとしましょう」
伝説「一体どうするのですか?」
黒マスター「決まってますよ。魔力を吸収するにも、また魔力が必要なのです。ならば、ヤルことは一つです」
フフフフ、深い笑みを浮かべ黒マスターの更なる調教計画が幕を上げた。
そう。何も態々射精する必要はない。最早、魔力タンクと化した今のBMGは、絶頂させることで魔力を無限に生成し吸収し続ける、調教モンスター達にとって都合のいい肉奴隷なのである。
しかし同時に、黒マスター達も気づかなかった。BMGの変化に。