PiPi's World 投稿小説

柊姉妹
官能リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 2
 4
の最後へ

柊姉妹 4

(なんだか…くすぐったいよう〜)
しかしつかさが感じているのは、思わず笑ってしまうような
くすぐったさだけではもちろんなく、ペッティングの快感によるものも含まれていた。
ただ経験不足ゆえにくすぐったい、との言葉でしか快感を翻訳できなかった。
「ど、どうかな…気持ち、いいかい?」
不安げな潔の言葉に反し、その手つきは相変わらず安定したスローペースを貫いている。
反復される刺激から、心地よい熱が体の奥から湧き上がってくるのを感じるつかさ。
「ちょっと待ってください…」
と、言うが早いか、つかさはなんと脱ぎ始める。
「えへへ、な、なんだか、暑くなっちゃいました」
可愛らしい上着を手際よく脱ぎ脇に畳んだかと思うと、上半身は下着だけ。
キャミソールとブラが一体になったものなど、当然ながら潔は初めて目の当たりにする。
(清はまだこんなの着ける歳じゃないもんなあ…)
まだ成長途上ですらない妹のことを考えていると、つかさから思わぬ提案。
「あの…、さっきと同じように…今度は、じかにお願いします」
何? 潔は耳を疑う。
「あの、それは…」「はい、この中に手を入れて…」
と、裾を両手で少したくし上げる。
「さっきまでので、なんか体が火照ってきちゃって…。
 たぶんこのままいけば、わたしももっと気持ちよくなれると思うんです。
 それなら、もっと刺激を強くすればいいかなって」
それはつまり…。
(な…生…。な、生のおっぱいを、ナマチチをもんでということかーッ!)
某作品にて、それは木っ端微塵にされた地球人のことを指しているのかと
悟空がフリーザへ問うた時のような勢いで、潔は心の中で叫んでいた。
だが、動揺するわけにはいかない。何せスケベの道において潔はつかさより先輩なのである。
先輩らしく振る舞わねばならないのは、言うまでもない。
「う…、うんむ! そ、それ正に名案!」
そして興奮のあまりなんか口調がおかしくなってしまうこともまた、言うまでもない。
ともかくも、つかさの肌へ初めて年頃の男子の手が触れようとする。
普段、かがみすらじかには触れる機会がそうないその素肌へ、潔の指が触れる。
つかさはそのわずかな違和感に息をのんだ。そしてそれ以上に潔の心は昂っていく。


,
の最初へ
 2
 4
の最後へ

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す