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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 105

ツェットも奮闘しているが、殆ど逃げている
その後ろに迫る無反動砲ジープ
ノエルは主砲の装填が間に合わないと気付くとATMの照準を呼び起こす
しかし、それは無駄に終わった
「おらおらおらおらおらぁ〜!!」
辺りに曳光弾が飛び交う
いや
撒き散らされる
弾の元を探すとそこには
紅く塗られたはしご車と青く塗られたクレーン車が互いの右車側を合わせ、ハンドルを右に切りバックギアでアクセルをベタ踏みにして独楽のようにスピン走行しながら16ミリ機銃を乱射していた
「あぶな!やめっやめ!」
無数の銃弾がノエルとツェットの車体を掠める
致命弾は無いものの装甲タイルが数枚吹っ飛ぶ
紅いはしご車ははしごの先に16ミリ機銃
右にSE−ナパームボンバー
左に37ミリ砲
青いクレーン車はクレーンの先に16ミリ機銃
右に37ミリ砲
左にSE−ノーザンウィンド
拡声器で雄叫びを上げながら乱射する2台
いくら人質の心配は無くても共同戦線を張ってることを意識して欲しい
「崖の上から来るぞ!」
「任せろ!うりゃあ!!」
紅いはしご車の37ミリ砲が火を噴く
崖の上で落とされそうになった岩が固まる
打ち込んだセメント弾が落下を止めた
「これに黄色のダンプと緑のミキサー車が出てきたら怒るわよ」
さすがにそれは無いだろう…あくまで『だろう』だが
「出すなぁ〜!」
まぁその辺は冗談…それこそ『ブチ切れ金剛』の二次創作になってしまう(ブルだのユンボだのが工事現場で対戦格闘するゲーム)。
でも笑ってはいけない。
こんな時代だけにこの手の改造車は珍しくないのだ。

まぁ冗談は置いといて…通称『赤鬼青鬼』コンビ…。
HONDAの偵察バイクに乗った女ソルジャーが流れ弾に怒り狂い、カン高い声で喚き散らしているが聞いちゃいねぇ…(下車、バイクといった非装甲のソルジャーにとって誤射や流れ弾は命取りである)。

…しゅるるる…
どこんっ!ぼかんっ!

『うひゃあ!?』×2

榴弾の至近弾を叩き込まれ、赤鬼青鬼コンビの悲鳴が上がる。
重装甲なので榴弾や車載機銃程度なら大した被害はない…。

『え〜加減にせえよクソ餓鬼どもぉ!次は徹甲弾ばちこ〜んいくどぉ!?』
『お…落ち着けナターシャ!?』

隊長車…黒騎士のパンター改造車、同乗していたおっかない奥さんナターシャが吠える(タンデム構造らしい)。

『ガァアアア!!』
『ヒィイイイ!?』×2

正にブチ切れ金剛なナターシャに縮み上がる若手二名。
野盗共も『ヒィイイイ!!キ〇ガイ出たぁ!?』と泣き叫びながら逃げ出した…。

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