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龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の覚醒 9

俺の中で竜が暴れる。前立腺が突かれ、その度に射精に匹敵する快感を受ける。
だが、まだ俺の子種は出ない…
その竜は頭を俺の腸内から出すと、激しく振られていた男の物を咥え込んだ。これで俺と男は前も後ろも連結した…。
尾にも目が着いているのかと思う程に、竜は俺の前立腺を的確に攻め続ける…
入った時の痛さなどもう微塵も無かった。
いやそのあまりの刺激に、腸内どころか全身が麻痺していたのかもしれなかった…
ただ唯一男の中にある俺の物だけは、男の一つ一つを感じ取ろうと、なお一層敏感に研ぎ澄まされていた。
………?
その鋭敏になった先端に触れる異物を感じた。
それはチョロチョロと動き回り、まるで尿道口を入り込んできそうな勢いがあった…
ま、マジか?…
それは確かに舌だった…
男の尿道口から入った竜の舌は、男の体内までをも通過し、今男の腸内にある俺の物をも犯そうとしているのだ…

あぁあ…男との繋がりが更に濃くなっていく…
そう思った次の瞬間、竜の舌はちゅるりと俺の雄のシンボルに入っていた。
「うああああああああっ!」
俺の腰と男の腰が完全に一体化してしまった。
俺と男は殆ど狂ったように激しく腰を打ちつけ合う。
強烈な痛みが快感へと変わるのに時間は要らなかった。
外側の肉脈に刺激来る男の締め付けと、その内側の精道に入り込む細く長い舌…
そして絶え間無く前立腺に快感を与え続ける竜の尾っぽ…
浮かび上がる鳥肌が、赤い鱗へと変化していく時…
俺は今まで経験したこともない、エクスタシーの頂点を迎えた…

その悦の激動に押流され、身体と精神とが分離した。
魂がみずからの肉体の外に出て、宙を彷徨う…
地上で懸命に腰を振る男…
全身に赤い鱗を纏い、正に竜…竜人だった…
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
断末魔な雄叫びを上げる赤い竜が、組み伏せる碧い竜に向け、今、総てを解き放つ瞬間だった…
「ああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
続けて碧い竜の聳えからも、ドピュと飛翔する白濁の液…
その塊が白色の竜へと化身し、俺の浮遊する魂を銜え込み、一瞬にして赤い竜の元へと落ちていった。

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