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龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の覚醒 8

もう後戻りはできなかった…
ここまで来たら、身体の声に素直に従うしかなかった…
俺は歯を食いしばり、一気に腰を迫り出す…
!!……………うぉぉぉぉぉ!!!!!!
天空に真っ赤な稲妻が駆け抜け、一瞬辺り一面が紅色に染まった…
と同時に石畳がビリビリと放電し、あっという間に俺らの周りに蒼い炎が立ち上がった…
まるで前衛芸術だった。色鮮やかな光景は俺達の肉体を照らした赤と青の光に似ていた。
しかしその変化した世界をじっくり見る余裕はもう無い。
気持ち良い…!気を抜けばあっという間に絞り取られそうだ。
男の尻は俺の物を滅茶苦茶に擦りあげて、キュウキュウ締めつけてくる。
だがそれでいて柔らかく甘くとろけるようだ。俺の物は本当にとろけてしまったかのように腸内で暴れて、ずきずきとうずく。
一刻も早く全てを放出したいという射精願望が、脳内を狂ったように荒れ狂う。
通常であれば、このまま男に身を委ねてさえいれば、それが叶うのも時間の問題の筈だった。
しかしそれを拒むかのような、別の力の働きを感じずにはいられなかった。
俺の射精は、男の中に挿入しただけでは、決して許されはしなのだということを、何処かで分かっている自分がいた。
身を倒し、汗ばむ胸板を男の背に合わせる。
それにより、一層俺の昂りは奥深く入り込んでいく…
「ぁ…ぁ…あぁぁ!!」
男には似合わないような甘い喘ぎ声を聞きながら、俺は目の前に立ち登る蒼と紅の炎が、菫色へと一色に変化していくの見た…
赤と青が混ざり合い燃える世界の中で、自然と竜の交尾の様な体勢になっていた。
またも俺と男の肉体が光る。
今度は照らされているのではない。肉体そのものが輝いているのだ。
それは挿入を深くするのに比例して激しくなっていく。
変身能力の開花だった。一瞬男に重なって見えた蒼の竜人が頭をよぎる。
妖しいまでに美しく、俺を魅了した蒼の竜人…
この男がそうだったとするならば、またあの魅惑的な姿にまた変貌してくれるというのか?
俺はそれを願い、バックから男に向け腰を打ち据えた瞬間…
「!!!!」
臀部に強烈な電流が走った。
俺はこれ以上無い程に背を反し、その激痛に耐えた。
な、何が?!
俺は愕然としそれを眺めた。
蒼と紅が交じりあった菫色の竜が、俺の秘孔に入っていった…

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