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特戦児童 レンジャーボーイ
官能リレー小説 - ショタ

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特戦児童 レンジャーボーイ 9

鏡が生まれ育った感覚で言えば彼とDrクゥは“フリーランスの悪の科学者”って感じで幾多の次元侵略をする侵略組織と商取引をしている。それなりに日常生活は出来るのだが仕事が立て込むと儘ならないのでメイド型ドロイドを使っていたが壊れた、ドロイドは家電レベルの存在でメイド型ドロイドは絶版らしい……そんな時に売れ残りの命を見てほぼ叩き売り状態のお値段で購入……ラボにて詳細を見れば日常生活支援の奴隷としてなら十分な耐性を持っているので不具合を根治する為に“生体内蔵”と呼ばれる人為的に生成された内蔵を移植された、本人自身もこの手の分野は初めてするので不具合を一早く察知する為に耳枷も通信機能が強化された兎耳型にしている。命は戸惑うがDr.ズァに可愛がって貰っているのか“慣れた(=従順)”しまっている。闘技場に入ると観客席には多種多様の次元犯罪者らが集い煽っている。
「お客様を待たせる訳もならないからね」
命が屈むと同時に鏡はショーツを外す……そして生体エンジンが装着された器具を手にした命はそのまま鏡にキスをし彼女の胎内に生体エンジンを挿入、エンジンは作動し顔を赤らめる鏡……やはり気分下降判定だ、無理もない……あの時人質の何人かは人間に戻せない、命や自分、丈はまだ人間に戻れる……こうなると脳内を操作されて無意識に恥辱行為をしてしまう。
「んぅ……」
「鏡ちゃん、今日の相手は……え、ナノマシンルーレット」
「!!!」
対戦相手は自分と同じく獣人に改造された少年……しかし人間の要素は無くなりもふり具合が最良な体毛が全身を覆い涎を垂らす口、キバも見える。
「命ちゃん下がって!」
既に理性を失っている……改造獣人の頭上に浮遊する巨大なリング、下部には幾多の注射器があり中身は遺伝子改造ナノマシンが入っている。ご主人様が操作したのかその一つが対戦相手の改造獣人少年に刺さる。肉が裂け骨が音を奏でる……。丈も入口付近で見たがヤバい、背中から触手の束が形成され足も昆虫の様な細くも強靭なモノ……。
「マスター!」
「ええ、見たわ……ナノマシンのエラーね、Dr.ズゥも確認している。プロモーターも試合成立不可と判断したわ」
制御不能になり果てたバケモノは鏡を触手で捕えようとするも鏡は回避。
「鏡ちゃん、武器使用許可は出たわ。処分して」
大型ブラスターガンを手にする、普通なら“行動制限”に引っ掛かり耳枷から超高音域で失神させられるが今回の様に闘技場に危険が及ぶ場合は奴隷闘士にもこの様な武器を一時的に与える処置をとっている。
「退避は出来ない訳ね……」
バケモノを閉じ込める為に闘技フィールドが閉鎖された。最悪自分も含めてNBCてんこ盛りで処分するつもりだろう……最もコレで更に強化変異する場合もあるのだが恒星へと転移させて蒸発させるらしい。無論こうなると色々と費用が嵩むので奴隷闘士による処分の方が安上がりなのだ。
「丈!マスターにカクテルの中身全部ぶち込んだらどうなるか伺って!!」
「わからん、死ぬか進化するかだ……」
鏡はふと隅っこに置かれたドラム缶を見る、確かキャットファイトと呼ばれるカテゴリーに使われるローションであり比較的戦闘力が無い獣人の子向けだ。ただし皮膚浸透媚薬が高濃度、鏡も一度臨んだが絶頂させられ腰が抜け一晩蹂躙された。
「(確か香油があったはず)」
香油とは文字通り植物成分の香りを発する加工油でありローションの香り付けだ、ただし狗型獣人の様に鼻が効き過ぎる自分らにとっては悶絶する程性器を濡らす。
「運営、火で焼き払う!」
ローションが入ったドラム缶の蓋を開け転がし、更に香油が入った樽も投げつけ当たる寸前でブラスターから出る光線で樽を分解、そしてナパーム弾をセットしてトリガーを引いた。


数時間後、応接間にてプロモーターは鏡の獅子奮闘を評価し迷惑料や口止め料も含まれているのか何時もより多くの報酬を振り込まれていた。プロモーターの主は人型ではなく、レトロフューチャーの時代に描かれた火星人にそっくりで翻訳機でやり取りしている。
「原因に関しては目下調査中、首謀者の一人は先程始末したわ……貴方が勝つから何時も大損していたって」
この犯罪交易都市に置いての実力者であるバラスカウは葉巻を咥えて言う、鏡と丈のマスターとは共に仕事をする仲である。

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