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折檻 魔の女刑務所
官能リレー小説 - SM

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折檻 魔の女刑務所 6

「だんだん良い状態になってきたじゃないか魔女等めが。」
バシンッ バシンッ
鞭を続けるが、どんどん赤みを増す局部とは反対に、
反応が鈍くなってきた。
「ん?」
バツンッ
「ぎっ…」
強く打たれたので、さすがに声を漏らした。
まだ毛の生えていない局部からは血が出てきた。
「気絶はしていないみたいだな…」
バシンッ バシンッ
さらにうつと、出血の量はどんどんと増した。
「いやだっああっもう、許して…」
「ふむ。『許して』じゃない。しっかりと『ごめんなさい』と言うんだ。」
バシンッ
「ごめんなさいっ…許してっ…」
「それでいい。どうやらいままで良い暮らしをしていたみたいだな。」
看守はそういうと、一旦腕を止めて、話を始めたようだった。
「両親が重犯罪者だっていうのにな?」
「(…え?)」
両親?
顔すら覚えていない両親。
考えたこともなかった…
「この悪魔の子供が!」
バシンッ
またつよく同じところをめがけて打ち込んだ。
鞭に赤い液体が染み込んだ
「ああああああ!!!!」
「フンッ…」

鞭の痛みは想像を絶するものである。
本来の鞭刑は回数を多くとも十回ほどに定め、打つ場所も背中に限定し、さらに受刑者に覚悟を促すため打つ前に号令をする義務もある。それでも数回の鞭打で激痛のあまりショック死するケースさえあるくらいだ。
ましてやミィのように、いつ終わるとも知れない虐待を、全身に、しかも身構えるタイミングすらわからないまま与えられるのは、まさに拷問である。
訓練された軍人でも音をあげるそんな暴力に僅か十歳の少女が耐えられるはずもなく、何発目かのその鞭でまたもミィの精神はブラックアウトした。
だがそれをズシは許さない。
彼は――というよりここの看守の大半は、自ら志願して対価を支払いその任に就いている、サディズムの権化たちである。
仕事でやっているのでない分、エスカレートが止まるところを知らない場合が多い。仮に間違って殺してしまったとしても少々高い罰金を請求されるだけだ。
刑罰を娯楽と捉えている刑務官――これほど恐ろしい存在がいるだろうか。
「許可もなく眠った罰だぞ、008番」
言いながら、ズシが刑務服のポケットからある器具を取り出した。
小さな金属製のそれ――先端を鋭く尖らせた5センチほどの針金。平たく言えば針である。
柄の部分に玉のついたそのマチ針を十本ほど指の間に挟んで、ズシは倒れ込んだミィを見下ろして笑った。
鞭でズタズタに破り裂かれたミィの衣服は、もはや衣服としての機能をまるで果たしていない。その纏わりつく布切れの間から覗く、二次性徴期すらまだ迎えていない幼児の平らな胸元に、ズシの視線が走る。
「う、うう……」
呻き声を漏らすミィは、失った意識をまだ取り戻せていない。
ズシはそんなミィの傍らに跪くと――
手にした針の切っ先を、幼女特有の色素の薄いミルク飴のような乳首に当てて、そのまま一思いに貫いた。
「う、ぎっ……!」
動物のような鳴き声の後一瞬の空白があり、次の瞬間哀れな幼女の絶叫が部屋中に響いた。
「いだあっ!! アあああああっ!!」
その幼い体躯にはあまりに不似合いな声量だった。
途端に声帯は壊れ、泣き叫ぶ声はすぐに鳴き吠えるような動物のそれに変わり、濁った断末魔が喉の奥から絞り出されていく。
「いだあっ! いだいっ! いだああぁっ!!」
突如として襲った敏感な部分を貫く刺激に、ミィは冷たい床の上を転げ回った。
針の刺さった胸の先端はあまりにも痛々しく、とても人の所業とは思えない。処刑人という皮を被った鬼は生贄の醜態を悦び嘲笑うと、乳腺を突き破ったそこから流れ白い肌を伝う真っ赤な血液を、そっと指で拭った。
「ううーん。最高だよ、008番」
鬼畜と呼ぶに相応しいその男は、ブルブルと痛みに身体を震わせ、患部の現状すらわからずただ不可解な苦痛に悶えるミィを高く見下し、臥せたその頭を虫を潰すが如く踏みつける。
「お前のおっぱいにはな、針が刺さっている」
その言葉にミィの光のない眼が見開かれた。
「うぐぅ……っ。は、り……?」
「そうだ。信じられないほどの痛みだろう」
ミィは泣きながら必死に首肯する。ジンジンと痛覚神経を弾くその痛みは、吐きそうなくらいにミィを蝕んでいる。
「抜いて、くださ……。い、たい、です……」
ゴミのように足蹴にされたまま、虐待されるための人形と化した盲目の少女は、ただ一つ残された言葉の自由を懇願に費やすことしかできない。
「ごめん、なさい……。あやまり、ますから……。ホントに、痛いん、です……」
ズシがそこで、一つ薄気味悪く漏らした笑みも、当然ミィには知覚できなかった。
「よーし、008番、ミィ。どうやら十分に反省したようだから、お前はもう助けてやるぞ。鞭も打たないし、針も抜いてやる」
ズシが言った。
その言葉に、ミィは一瞬目を丸くしたが、すぐにその瞳に輝きを宿した。この虐待から開放される、それはいまのミィにとってはなによりも有難いことだ。
が、しかし──
「だってお前は悪くないんだからな。悪いのはお前の親と──それからお前を庇ったあの施設の連中だものな」
「え……?」
「これ以降の鞭は、いっしょに連行されてきたあの連中に浴びせることにするよ。大人どもは勿論、ガキどもも同罪だよな」
「ま、待って!」
絶え間無く響く胸の鈍痛すら一瞬忘れて、ミィは色めきだった。予想だにしない言葉だった。
「みんなもいるんですか!? みんなが、あたしの代わりになんて……!」

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