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檻の中
【熟女/人妻 官能小説】

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第7章-1

それを観ていた会場の男女はすでに堪え切れないかのように腰をゆらめかせている。
『さぁ、我こそはという殿方、この美女を犯してみませんか?彼女は貴男方の肉便器になることを切に望んでいるのです!』沙良の意向も聞かずに緊縛師は高らかにそう言った。
だがその一言で沙良は気づかされた。その通りだったのだ。好きでもない、見ず知らずの男達に思うさま犯され辱められたい―罰を受けたい―。沙良は、普通なら叶うべくもないそんな願望を抱き続けてきたのを初めて自覚した。既に沙良の膣口からは愛液が溢れ出ており、緊縛師の宣言に体が悦んでいるのは隠しようもない。
沙良の反応を見て取った結城は、そのぬかるみに細長い指を挿れた。彼は沙良を見つめながら指先で子宮口を丸く撫で、中を触診する。『…いいね。柔突起が全体を覆ってて良く締まってうねっている。珍しい造りだ…』結城はヘッドセットを着けているからどれほど小さな声であっても全て会場に伝わっている。
結城は沙良に囁きながら膣内の粘液を掬いとり『ほら、皆さん御覧ください。彼女もこんなに待ち焦がれております!』と、沙良の粘液に絖った指を観客につき出すと、結城の伝えた沙良の内部の報告に堪らなくなった男達が三々五々、ステージに近づいて来た。
ああ…とうとう犯される…。沙良の肉器官は期待に更に愛液を溢れさせた。
そこから、ステージに上がった男達全員に沙良は犯された。
だが、ただでさえ狭い沙良の膣肉は興奮に血を集めて更に狭くなっており、どの男も苛んで呆気無く放精させてしまった。そのうえ最初の絶頂を迎えてからはより一層狭くなってしまい、誰一人として数十秒と持たなくなっていた。
『ああ!んんっうううううーーー!!!』身悶えて大きく喘ぎながら沙良のそこは男全員を追い込んだ。椅子の台座もその下の床も、男達の精液と沙良の愛液、しぶいた腺液でびしょびしょに濡れていた。
何度逝ったかわからない。どうやら失神してしまったようだ。気付けば件の緊縛師がマットレスに仰臥する沙良の脇に腰掛けていた。仮面は外されている。
『どうだった?望みのものを手に入れた感想は?』さっきとは打って変わって物静かな声だ。―“望みのもの”…?―ああそうか。確かにそうだ。でも何故それがこの若者には分かるのだろう。年は若いがSMショーなどを仕切るうち、人の中の秘められた願望を見抜くすべを会得しているのかも知れない。
細面の整った浅黒い顔が沙良の顎を取り、品定めするように見つめている。
『あんたなら会費は要らない。M女として十分ギャラリーを楽しませる素養があるからな。月に一度、真昼に開催する倶楽部のパーティにあんたの緊縛強姦ショーをやる。衆人環視の中、思うさま犯されるんだ。どうだ?』彼は真剣な顔でそう訊いた。
図らずも無理矢理引き摺りこまれた緊縛ショーで沙良は、見ず知らずの他人にいやと言うほど犯されたことによって自分の中の気鬱な思いが軽くなったことを自覚していた。恥辱という罰を受けることで自分の持つ罪の意識が薄らいだ気持ちになったのだ。沙良は自分が罰を受けることを望んでいた事を思い知った。沙良は思わず、『ほんとに…?いいのでしょうか…私のようなものが…』そう、縋るような目で結城を見た。
『最適格者だよ、あんたは。めちゃめちゃ綺麗だし、体も柔らかい。肌もきめ細かくて吸いつくようだ』
(なるほど…この女が島崎沙良か…) 年若い緊縛師は、両手を沙良の両肩の脇に置くと獲物を捉えた肉食獣のようにじっと彼女を見下ろした。そしてさっき沙良の膣に入れた長い指を口元につきつけた。『あ…』溜息と共に声を漏らし、沙良は思わずそれを口に含んだ。彼はもう一方の手で自らの股間を寛げると『しかも、滅多にない名器だしな』と、にやりと笑って沙良の片脚を高く持ち上げ、一気に貫いた。


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