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裏路地の女
【その他 官能小説】

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裏路地の女-3

その夜は、一人の男が裏路地に入っていった。
彼にとっては、今日で二回目である。

財布の中には給料を貰ったばかりであり、余裕がある。
いつもの飲み屋で、焼き鳥と軽くビールを少しばかり飲んだ。
あまり飲み過ぎると
いざというときに、男のものが役に立たなくなるからでもある。

男の名前は涼太と言い、まだ若かった。

彼は、この裏路地に始めてきて以来、それが忘れられなかった。
(もう一度逢いたい、あの人に、あの場所にいてくれるだろうか?)

あの時は、前からこの界隈がそういう場所だと知っていて
(一度は着てみいたい)と思いながらも
いざという時には、なかなか決心が付かなかった。

だが、始めてきたとき、涼太はドキドキしていた。
女を抱くことを目的に着たのだが、気持ちは戸惑っていた
はっきり言ってあまり自信がなかったからだ。


しかし、意を決してその裏通りにきて、思わぬ経験をした。
そこで抱いた女が忘れられなかったからだ。
もう一度彼女を抱いて、その後に・・・
その思いが彼の気持ちを更に高ぶらせていた。


彼はあまり生彩がなく、さえない男であり、女に対しては奥手だった。
だが、性の経験がまったくないわけではなかった。

始めて女を知った時は一年前で、職場の仲間達との飲み会があり
帰りに友人に連れられて女を買いにいき
そこで始めて女を抱いたのである。

それは彼が女を知る始めての経験だった。



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