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SM地獄
【その他 官能小説】

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SM地獄(1)-3

由紀恵が見た夫人の喜美子という女性は美しい人で、
その主人の健吾という人も良さそうな感じだった。
面接にはその息子がいた。
後で分かったことだが、彼にとってその夫人は義理の母になる、
息子の実母は彼が幼いときに亡くなったと聞いた。

彼の視線は冷たく、由紀恵を観察するように彼女を見つめ、
それが由紀恵には気になっていたが、
この家の中で彼の存在が大きいことも後で知ることになる。

初めに、この家の主人の健吾が口を切った。

「こんにちは、由紀恵さん、家政婦紹介所からでしたね」
「はい、そうです、よろしくお願い致します」
「今までの仕事を辞めた理由は?」
「はい、有り難いお仕事を頂いたのですが、私には少しきつくて・・」
「なるほど、それでここを紹介されて来たのですね」

「はい、特別な報酬がでるということで伺ったのですが、
それ以外には何も聞かされていません」

「何をさせられるのか心配だと言うことかな」
「いえ、あ・・はい、すみません」
「あはは、正直でいいですな」

三十代で女盛りの由紀恵は、恥ずかしそうに下を向いて赤くなった。
それを見て、始めて三人の家族は笑った。

「由紀恵さん、あんまりそんなに固くならなくて良いですよ」
笑いながら主人の健吾が緊張を解す。

思わずつられて由紀恵も笑った、緊張していた空気がほぐれた気がした。
まるで三人に尋問されているようで緊張していたからである。


「あの、由紀恵さん」
「あ、はい・・ご主人様」
「この家ではその心配はありませんよ、普通にして頂いて結構です、
手当ても、紹介所とは内緒で別手当も差し上げます、
貴女次第ではもっと差し上げても・・」

「えっ?本当ですか」

由紀恵は顔を上げ、眼を丸くした。
「そうですよ、由紀恵さん、そうだな、喜美子」

主人の健吾は、横にいた夫人の喜美子という女性に声を掛けた。
その時始めて、喜美子という女生が口を開いた。

「はい、でも・・それには約束事がありますの」
「はい、何でしょう」
「あの、それはわたくしからは・・ちょっと、ねえあなた」
彼女は、はにかみながら、夫に助け船を求めた。
夫の健吾は、始めて息子の裕次の顔を見て言った。

「裕次から、簡単に言ってもらえないかな」
「そうだね」

由紀恵は、彼がどんな条件を言い出すのか少し不安になっていた。
こんな好条件な仕事はない、普通にしていれば良いという、
しかし、この家族は何を言い出すのやら、
そう思いながら彼女は裕次の顔を見つめた。


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