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fantasy ability
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reality ability‐第13話‐皇希の【真】の力と“刻印詠唱”‐-4

「‥‥だが、そこの“イレギュラー”はそうしないはずだ。‥‥そうだろう!?」

ナイトメア・アビスは皇希に特攻した。剣で皇希の足元を狙うが、皇希は後ろに跳ぶ。‥珍しい事に皇希が退いた。

「‥‥ああ、俺はお前を“封印”するが、未来は‥‥‥息子の聖魔(せいま)に任せるだろうな。故に、どうなるか解らない。」

皇希は“真実”だろう事を言ったが、

「ふん!オレは貴様を信用すると思っているのか!?」

ナイトメア・アビスは更に特攻するように前に踏み込んだ。

「‥‥お前が話し合いで変わるなら、この“世界”を変える事はなかった。‥‥そろそろ終わらせてやるよ‥‥」

皇希の言葉と同時に、身体中の傷が癒えた。‥‥そして、背中が光り輝いた。更に、左の瞳に星の形を逆転させた印が浮かび上がる。

「‥‥ちっ!?真の刻印の発動と“真総の裏眼”だと!?」

ナイトメア・アビスは特攻するのをやめた。だが、皇希は今までにない行動パターンをした。‥‥小細工なしの正面突破だった。
何も考えずの行動にナイトメア・アビスは正直に迷った。小細工の攻撃が皇希の攻撃パターンだと思っていたから。
皇希は無放剣でナイトメア・アビスを切り込んだ。ナイトメア・アビスは躱せずに当たった。鎧の一部が破損するが、直ぐに直した。
一方、織音は皇希から発せられている“力”に驚愕していた。‥‥この世界では有り得ない“力”だった。
織音には、一つの“世界”が瞬間に壊されるイメージしか思い付かなかった。それぐらいしか表現出来なかった。

「‥‥どうした?そんなモノなのか?」

皇希が余裕な表情でナイトメア・アビスに聞くと、

「‥っ!!?‥‥まだまだ、これからだ!」

ナイトメア・アビスも小細工なしの正面突破で反撃に出た。すると、皇希が詠唱する。

「‥‥我が“真”の力よ!全てを守護しよ!」

ナイトメア・アビスの剣は皇希が詠唱で創ったバリアーで簡単に跳ね返された。

「‥なんだと!?‥こんなものなど!!」

ナイトメア・アビスが左腕を前に出し、詠唱し始める。

「‥我が力よ!漆黒の闇の力よ!全てを破壊せよ!!」

ナイトメア・アビスの左腕から球体が出来、皇希のバリアーを壊した。‥‥煙が立ち上がる。

「‥‥そんなんじゃあ、当たらないんだよ!」

皇希は砂煙から出て来ると、無放剣を変えた。‥‥その型は護崩刀!!!これは“均”の刻印者のイメージマテリアライズ。
つまり、皇希は“均”の刻印を所持している事は確かだ。‥‥織音は“真実”を出す皇希を黙って見ていた。


皇希は護崩刀でナイトメア・アビスの脇腹を切り刻もうとするが、流石に躱われた。
ナイトメア・アビスがその隙に皇希の右側に踏み込んだ。そして、攻撃するが皇希は護崩刀で回避した。

「‥ちっ!流石に強いな!」
「‥‥悪いが、負ける事は‥‥許されてないからな。」

二人は直ぐさま攻撃し始める。互いに、今持っている全力で‥‥‥。





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