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ガリ勉女子高生好美の暗記法
【学園物 官能小説】

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エクシィなアタシっちとトンデモねーヤツら-6

「おー!!ママ元気にしてっか!」
開きぱなしの病室のドアをくぐるアタシとパパ。
ちなみにママの収容されてる病室は四人部屋だけど。
この部屋に入院してのはママだけだ。
そのママ…。
ベットに上半身を起こしながら。
「元気じゃないから…入院してんでしょ」
いつも以上に鼻にかかったハスキーボイスだ。


でもよ…この夫婦は可愛い娘によぉ。
なんでまた、こーも突っ込めるかね
しかもママのほーがクールな性格や見た目からして雌豹の分、突っ込みも手厳しい。

しかもなー。
ママの場合はパパを相手にする時みてーに。
キレる訳にはいかねーしなぁ。
こっちはよ、駆け引きでキレてんのに…。
ガチで逆ギレしてくるからなぁ…ホント厄介なお色気おばさんだよ。

「まぁ…まぁ…入院患者にしちゃあ元気な方じゃねーか?メイクもバッチリ決まってるし」
愛想笑いを浮かべてベットの脇にある椅子に腰掛けちまう。

「女はねぇ…常に見られて美しくなる生き物なのよ」
そー言うとマスカラの濃い瞳でバチリとウインクしてきやがるママ。
そーなんだよ。
ママのヤツ…入院中だってのにいつものお色気メイクをバッチリ決めてやがんだよ。
きっと医者とかに『杉○彩さんにそっくりですねぇ』とか言われてちょーしコイてんだぜぇ。

と思いながらも…。
「ふ〜ん…そーなんだぁ」
今日はまだ入院中であるしな。
ママに花を持たしてやるアタシ。

そんなアタシとママの間に…。
「ねぇ…好子さん、大爆笑のムービーがあるんだ」
ニコニコと割って入るパパ。

だがよ…大爆笑のムービーって言葉がアタシのアンテナに引っ掛かって。
右眉の端がピクピクして来んだよな。

「なぁに?…大作」
そんなアタシは眼中にねーみてーに。
まるでベットインのお誘いみてーなママの低音ボイス&微かな笑み。

「これ…これっ」
ハンディカムの液晶モニターに写し出される大爆笑ムービーとやら…。

アタシだ…。

五…。

「バカねぇ!この子は…イタタタッ」
手術の跡が痛むのか…涙目になりながらも腹をよじって笑い転げるママ。

四…。

「バカな子ほど可愛いって言うけど…本当だねー」
貶してんのか…褒めてんのか判かんねーパパ。

三…。

「ほら…見てコレ!」

二…。

「あはははっ!パンティの脇から毛が…毛が飛び出してるじゃない!」
えれー笑いよーだな…ママ。

一…。
はい噴火…。
「ダァァァァァ!!!テメーら!!よくもアタシのセクシームービーを爆笑おもしろ動画みてーに扱ってくれなたぁ!!!」
真っ赤になって椅子から立ち上がるアタシ。
もー止まんねーからなっ!!


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