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イート・ミー!
【コメディ 官能小説】

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イート・ミー!-15

『他の男の子と寝てみたけど、やっぱ栄ちゃんのがよかった』

太いし長いしね、という錦の言葉に俺は顔を顰める。

『でも、ホント大成功! 栄ちゃん、絶対他の子とエッチしないと思ってたもん』

溜まって悶々としていたところに現れれば、ガッツいてくれると思ってた――そんなふうに言う錦に、俺は青筋を立てた。
してやったりの錦の表情に血が上り、その後犯すようにヤった。さすがに疲れてちょっと休憩して互いに触って69していたらまたヤりたくなって……で、結局何回ヤったんだ、俺は。
最後の一回が終わり、錦は撃沈。俺は気を失ったように眠る錦の腹にぶっかけた。そのまま寝てしまいたかったが、ここで処理をしなかったなら後悔すると思い、とりあえず錦の身体をタオルで拭き取り、ぐっちゃぐちゃのシーツをまとめてからやはりベッドへ沈んだのだった。
多分二時間くらいしか寝ていない。それでも、眠りが深かったせいか何時間も寝ていたように錯覚する。
傍らで寝息を立てる錦の髪を撫でた。
こうしていると、無邪気な従妹は昔のままだ。
「ん……栄ちゃん?」
「悪い、起こしたか」
こんな錦にも、やがて男ができて俺の元から去っていくんだろう。
(俺は俺で相手を見つけねーと)
今回のことで、身に沁みた。適度に抜かないと身体に悪い。
しかし、正直錦くらい身体の相性がよくて、セックスが上手い奴もなかなかいないだろう。
(従妹離れできないのは、俺の方か?)
俺は小さく溜息をついた。
「ねー、栄ちゃん」
いつかできるであろう、こいつの彼氏に同情するも羨ましくなる。
「なんだ」
俺の言葉に、錦はいつものようににっと笑って言ったのだった。
「イトコ同士って、結婚できるんだよ?」


……え?


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