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ガリ勉女子高生好美の暗記法
【学園物 官能小説】

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いよいよ来ましたお泊まりデート?-1

次の朝…。

朝は残念ながらパパめしだ。
「この黒いのは備長炭か?」
アタシは皿に乗った黒い物体を箸で摘み上げた。
ちなみにこれはツッコミではなく、リアルな疑問だ。

「やだな…好美ちゃん、それはソーセージだよぉ、ハムが無かったからソーセージエッグにしてみたの」
何故にはにかむ?パパ。

「するってぇとこのお煎餅は元々は卵か!?」
続いて茶色いパリッパリを箸で摘み上げるアタシ。

「ピンポ〜ン♪」 
あくまでも御陽気なパパ。

少しは恥ずかしくねーのかよ。
色んな事に対して…。
まー独身時代からカップラーメンひとつまとも作れん男だったと聞いてるからなぁ。
意外とこんなのが旨かったりすんだよな。
アタシは卵煎餅を一口…バリィっと。
…………………。
………………汗。
…………ん〜ん、旨いマズいの問題だけで解決しないぞ!…コレは。
「パパ…アタシはパパの事は大好きだ。
けど…残していいか?コレ、でないと精神に支障をきたしそうだ」
眉をひくつかせ耐えるアタシ。
耐えねーとちゃぶ台だろーがテーブルだろーがひっくり返しそーだ。

「またまた…オーバーだなぁ好美ちゃんは」
…んて、お気楽なツラしたパパ。
備長ソーセージをカプリ。

おっ!?パパのヤツ泣き出したぞ。

「好美ちゃん…人間は何故苦しみ背負って生き続けるのであろうか?」
泣きながら哲学的な事をタレ始めるパパ。

やっぱ精神にきたかぁ!
「おい!しっかりしろパパ!傷はあせーぞ!」
パパの背中をバシバシと叩いてやるアタシ。

「ゲホッ!ゲホッ!はっ!」
正気に返ったパパ。
「これはヤバいね…軍事利用されたら大変な事になる」
やっと自分のりょーりのクソ不味さに気づいたみてーだ。

ちなみに他のは味噌汁らしき物はキュウリが浮いててコーヒー牛乳ばりに甘いし。
白めしは炊いたと言うより米を半端に茹でただけ。
どれもこれも殺人兵器のよーだった。

「仕方ねぇ…まぁクッキ〇グパパじゃねーし、気にするこたぁーねーよ、アタシはソバでも食ってくから。
パパも残りを食べようなんてバカな事は考えんじゃねーぞ」
ちょっとシュンとしちゃったパパを慰めてやるアタシ。

「うん!じゃあ僕はサンドイッチでも買って好子さんと食べよーかな」
もー立ち直ってやがる。
まーいいけどよ。

「おっ!そーだアタシは今日は彼氏んちに泊まるからさ、許可が出たら病院に泊まってきてもいーぜ」

アタシの言葉に目をキラキラさせてるパパ。
もー病院に泊まる事しか頭ん中にねーみたいだ。
けど思いだしたよーに。
「でも避妊だけはしっかりね、僕はまだお爺ちゃんにはなりたくないからさ」

……だってよ。



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