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ガリ勉女子高生好美の暗記法
【学園物 官能小説】

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チャララ〜♪仁義なき戦い-2

一時限目は世界史だ。
担任はじじいの教師、広田。
まぁ寝てんのか、起きてんのか判んねーじじいだが。
アタシはこのじじいをピーちゃんと呼んで可愛がってんぞ。
ピーちゃんは何も口うるせー事は言わねーし。
全く持って人畜無害のじーちゃんだし、そんなじーちゃんをイジめる程アタシだって鬼畜じゃねーよ。

してそのピーちゃん。
日清せんそーがどうだとか、日露せんそーがどうだとか近代史についてボソボソとしゃべっていやがる。
年齢的に考えると日本がかんけーしているどのせんそーの時も生まれてねーピーちゃんだけど。
『当時は食べ物が無かった』とか『始めて見る外国兵が怖かった』なんて。
まるでせんそー体験したかのよーな話し方をすんのもスゲぇトコだぜ。
けどよ…如何せん脱線する事が多ーいからなぁ。
必要なポイントだけメモを取ると後の四方山話はどーでもいーぜ。
して、その間は…。
暇だし。
言いがかりをつけて来やがった麗美のヤツに復讐でもしてやっか。
「なんでアタシがそんな事を知っているのだろう?」
棒読み全開のセリフでワザとらしい事を呟くと…。

おっ!麗美のヤツ。
キッと睨んできやがった。
食いつきいいねー。

「アタシは黄色(キィ)パン♪ブスレンジャーイエロー♪」
即興のバカにしーソングを歌ってやる!

麗美のヤツは両手で机をバンっと叩くと憎らしげに怒鳴り散らしてきやがる。
「あんたっ!」

「あ〜静かにしなさい」
ピーちゃんはボソッと注意すると何事もなかったよーに授業を続けてやがるぜ。
流石はピーちゃん。

「あんだよ!?ウタ歌ってるだけだぜ!」
アタシは例によってふんぞり返ったまま。
さぞかし憎ったらしい顔してんだろうなぁ。
まぁ憎ったらしい顔には自信あるしな。

「やっぱり!あんたじゃない!!」
声のトーンは落とした物の、ここで引くよーな麗美じゃない。
そんな事はじゅーぶんに承知のうえだしんや。

「あっ!?なんの事だよ!……アタシの黄色(キィ)パンチー盗まないでん?エッチな気分になっちゃうわん?」
ニタニタ笑いながら即興曲『幸せの黄色いパンチー』を歌い続けるアタシ。

「この!あまっ!!」
ぶちギレた麗美のヤツ。
ダッと立ち上がるとガバッと掴みかかってきやがった。

「んだぁ!!ゴラッ!!」
アタシだって闘争本能を剥き出しにして迎撃。
素早く立ち上がると麗美の髪を両手で掴んでやる。

「いっ……てぇな!このブス!」
麗美のヤツ!アタシのスカートを全開で捲ってきやがった。

木綿の染みつきパンチーが丸出しになるけど。
そんな事で怯むアタシじゃない。
それどろか…野郎ども、アタシのパンチー拝めてラッキーだろぐれー勢いだ。
けどな!麗美には落とし前はつけてもらうぜ!


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