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アドレナMAX!
【アイドル/芸能人 官能小説】

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アドレナMAX!-6

「お願いだ、やめなさい早貴。お前はアイドルなんだぞ」
「分かりました・・・止めます」
暴れていた早貴は観念したのか、ようやく大人しくなった。
良かった・・・これでお前を守れたんだ。
妙にあっさり止めたのが気になって仕方ないけれど。

「代わりに、セックスさせてください」
「何?」

またも早貴は普段では絶対に口にしない言葉を発した。
もしかして、事態は更に悪い方向に転がり始めたのか・・・?

「こっ、こら早貴!悪ふざけは止めろ!」
「ふざけてこんな真似ができますか?佐渡さん」
「え・・・いや・・・」

名前を呼ばれて戸惑ってしまい、その隙を突かれてワイシャツをボタンごとひきちぎられた。

「やっ、やめろ!目を覚ましてくれ!」
「やーらせろ!やーらせろ!」

はしたないぞ。俺はお前に、そんな言葉を教えたつもりは無い。
夢なら醒めてくれ。神様、返せ。可愛かった早貴を返してくれ。
夜に電話したらちょっとはにかみながらおやすみなさい、とあと気遣いもしてくれる中島早貴を返してくれ!

「うわああっ?!」

ネクタイも解かれ、ズボンも一気に脱がされてしまった。
いかん、最後の一枚だけは死守しなくては。このピンクのトランクスだけは・・・!

「んふふっ、佐渡さんっていい体してますねぇ」
「ぁ・・・!」

早貴はオレの乳首をコチョコチョと擽ってきた。
そして、顔を見上げて愉しそうに唇を吊り上げている。
呼吸が深く、そして速い。只の興奮にしては、かなり激しい息遣いに思えた。

「んぅ〜〜」

早貴が唇を突き出してきたので、更に本気で止めようとする。
ここで止められなくては、早貴と一線を越えてしまうだろう。

「馬鹿!止めろ!お前はアイドルなんだぞ!」

必死に叫んでも早貴は無反応のまま体重をかけてきた。
さっきは止むなく力を行使したが、大事なアイドルを傷付ける訳にはいかないので抵抗出来ない。

「うっ!」

やがて、ベッドに押し倒されてしまった。
早貴は水着のまま嬉しそうにオレにかぶさってくる。

「したいんでしょ?佐渡さん。私の事、エッチな目で見てたくせに」
「見てない、見た事もない」

そう、この部屋に入るまでは。
だがもうこんな痴態を目の当たりにしてしまったら、意識せずにいられない。

「んッ!」

早貴の柔らかいぷるぷるした唇が、オレの反論を塞いだ。
押し返そうとする舌を、早貴の舌が押し込んで、更に絡み付いてくる。
こんなやり方、どこで教わったんだ。
オレが知らない間に誰かに仕込まれたんじゃないだろうな。



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