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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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初夏のすれ違い / ココロ編-9

《無題
:今日はありがと。だいぶスッキリした。》

サクへのカラダの熱や、想いをそのままに、メールをした。
返事は、すぐに来た。

《RE:
:また何かあったら聞いてやるから。おやすみ》

…っ…。
また…聞いてくれるんだ?
嬉しい…あたしを見捨てないでくれて。
あんな話を聞いたのに、また受け入れてくれて。

まだまだ話したいことはたくさんある。
ア○ルセックスや浣腸の話だって…全然詳しくは話してないし。
あと、お兄ちゃんとのえっちが、最近気持ち良くないこととか。
あたしが、どんなに悪い妹なのか、とか。
自分でも信じられない…淫らなあたしの物語。

カレシじゃない人とえっちするなんて、昔はありえないと思ってた。
それなのに今では…2人の人に抱かれてる。
こんなんじゃ、カレシなんてできるわけないね…。
第一、サクとお兄ちゃんが許してくれない。
結衣が、好きな人ができれば、サクもお兄さんも解放してくれるかもね、って言ってたっけ。
でもその方法は無理そうだね、そもそも、誰かを好きになんてなれないよ…。

…―「なにが好きな人だ、こんな淫乱、誰も相手にしねぇって」

そうだよね…サクの言う通りだ、好きになっても告るなんてできない。
こんなケガレたカラダ、好きな人には見せられないもん。
お兄ちゃんとア○ルセックスまでして、サクに脅されて抱かれて。
一生、誰かを好きになるなんて許されないのかな…。
でもきっと、こんなあたしを好きになってくれる人もいないんだ。
幸せな結婚も、子供を産むことも…

…―「そういうことは、好きなヤツ作って言えっての」

今日、サクに言われた言葉。
サクは、あたしに子供ができちゃっても、責任なんか取りたくないんだろうな。
ガッコでは一応、カレシなのにね。

付き合っているフリは、いつまで続くのかなぁ?
都合の良いカノジョでいいから、そばに置いてくれる?
そう言えば、あたしに好きな人がいないって、結衣に聞いた、ってサクが言ってた。
すごくどうでもよさそうに…だから何?って感じで。
そりゃそうだよね、あたし達はカラダだけの関係だもん。

でも…なんでかな?
あたし今、泣いてるの。
きっとまた、お兄ちゃんに抱かれると思うと怖いの。
なんだか、胸が痛いの。
サクに飽きられたら、と思うと辛いの。
すごく、寂しくて寒いの。
ダメなのに、サクが欲しくて苦しいの。

サクのこと、好きなんかじゃないはずなのに。
サクが、あたしを好きになることはないのに。
分かってるのに、しくしく痛むココロ。

イヤ!って言いながら感じて、もっとシて!って素直に言えない。
淫乱!って言われても、俺のモンって言われても、サクなら許せる。
矛盾してるのに、傷付け合うコトバ。

サクになら、脅されても逃げない。
サクになら、都合良く扱われても平気。
いつの間にか、サクにだけ反応するカラダ。

いつからこんなにあたしのココロとカラダは、すれ違ってしまったんだろう。
抵抗のコトバを叫びながら、ココロではサクを欲してしまう。

いつからこんなに、お兄ちゃんとあたしのカラダはすれ違っちゃったんだろう。
あたしのカラダは、サクがお兄ちゃんとのことを蔑むコトバにさえも、情けないことに悦んでしまう。

すれ違ったままの2つの関係が、あたしを歪めていく。
お兄ちゃんは、あたしをどうしたいの?
サクは、あたしをどう思ってるの?
まさか…
あたしは、サクを好きになってしまったの…?


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