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〈利益の卵〉
【鬼畜 官能小説】

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〈利益の卵〉-8

「ただいま!」


玄関は開くのに、誰の返事もない。
台所には母親の姿はなく、妹も居ないようだ。と、台所のテーブルの上に、小さな紙切れが置かれていた。


[買い物に行ってきます]


美優は置き手紙を手に取ると、少し安心したように溜め息をつき、冷蔵庫の中から缶ジュースを取り出して飲み干すと、また一息ついた。


(あ、パパに貸してたDVD、そろそろ返してもらおっかな……)


台所の向かいの部屋は、父親の部屋になっている。
美優を甘やかすようになった父親の威厳が、少し軽くなっていたのかもしれない。
いけない事と知りつつも、美優は父親の部屋に入っていった。


(え〜と…へぇ、パパこんなの買ったんだ……)


手にしたのは、それは美優の大好きな俳優の出演している洋画のパッケージだ。それは美優の貸したDVDではなかったが、興味のままに手に取り、パクンと開けてしまった。
その中に収められていたDVDは、何のタイトルも書かれてなく、真っ白なままであった。


(白いままだ…何だろ、コレ?)


タイトル不明のDVDは、美優の好奇心を掻き立てた……プレーヤーの電源が入れられ、スルスルとDVDが吸い込まれていく……プチンとTVが目覚めると、鮮明な画面が突然映し出された。



「な!?……何コレ……?」


それは映画などではなかった………。
中学生くらいのセーラー服の少女に、数人の男達が襲い掛かり、泣き叫ぶのも構わず衣服を引き裂き、口汚く罵りながら乱暴していた。
服をボロボロにされ、髪を掴まれ振り回され、四つん這いで逃げる少女の尻が、笑いながら蹴飛ばされている。


{助け…イ"ヤ"あ"ぁ"ぁ"!!!}


聞いた事もない少女の悲鳴……その這い回る少女を平手で叩き、男達は反り返る肉棒を晒して追い回す。


(!!!!)


モザイクなど無い無修正の画像。
生まれて初めて見る興奮状態の男根に、美優は身の毛が弥立ち、言葉を失った。そして更に、美優は見たくもない映像に呆然としてしまった。

四つん這いの少女は髪を掴まれ、罵声を浴びせられている。そして、その恐怖に固まった顔に向かって、左右から男根が突き付けられていた。



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