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〈利益の卵〉
【鬼畜 官能小説】

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〈利益の卵〉-22

(よし……頑張る!!)


気がつけば、手も脚もガタガタと震え、呼吸も少し乱れている。
目の前のドアを開けたら、もう本番は始まってしまう。
緊張するのも当然といえよう。


『もしもし、美優ちゃん到着。……はい、はい……………美優ちゃん、入って』

「は…はひ…!!」


緊張のあまり、間抜けな返事をしてしまった美優だが、意を決してドアを開け、胸を張って入っていった。アイドルへの一歩を、今踏み出した………。



(えぇ!?……こんなに人がいるの……?)


ドアを開けると、そこは大きな会場だった。
大きな丸いテーブルが横二列、縦五列に並べられており、それぞれに四人ずつ、椅子に座っていた。
テーブルの上には豪華な料理や、高そうな洋酒の類いが置かれていた。
そこに座っている人達は、若い男女もいれば、中年の男女もいる。
年齢はバラバラなようだ。
床は赤いカーペットが敷かれ、天井の豪華なシャンデリアが会場の人達や料理を照らしていた。
そして自分が立っているステージは一段高くなっており、そこだけはフローリングにされている。
結婚式場を思わせる会場であるが、何処かおかしな雰囲気のある会場、そこに集まった全員が、拍手をしながら美優を見つめていた。


「こ、こんにちは。佐藤美優、12才です。よろしくお願いします!」


ステージの真ん中にあるマイクスタンドに近付き、震える声を押さえながら元気な挨拶をした。
少し会場がザワザワし始めたが、盛り上がる拍手がそれを掻き消していく。
それに応えて美優がお辞儀すると、更に拍手は大きくなっていった。


『え〜…それでは改めて自己紹介をしてもらいましょう。美優ちゃん、どうぞ』


最初に応対したのとは違う、髪の長い痩せた男が、どうやら司会進行役のようだ。
その掠れたような声は、あまり司会には適さないと思うが、そんな事に気をとめる人は、この中にはいないようだ。


「こんにちは、佐藤美優です。10月7日生まれの12才。身長は160pです。アイドルになりたくて一生懸命頑張ってます。よろしくお願いします!」


何処か驚いたような溜め息が会場から漏れ、そして、その中には笑い声が混じっていた。


『スリーサイズは?』


中年男性が、半分笑いながら失礼な質問を浴びせた。スーツを着てはいるが、気品の欠片も感じさせない男だ。



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