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七ノ森学園♂♀騒乱記 -咲けよ草花、春爛漫-
【性転換/フタナリ 官能小説】

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-咲けよ草花、春爛漫--9

「やっ……あ、ああっ!?」
「それじゃ、挿れるまではしない」
ぎゅうっと乳首を摘まれて、俺は思わず声を上げた。
「んなっ……ば、かやろ……! 何する気……」
「平気平気。お前を気持ちよくさせてやるだけだよ」
再び耳元で囁かれる。
何が平気なんだっつの!
「結構素質あると思うんだけどなー。こういうの、気持ちいいだろ? 乳首勃ってるじゃん」
「う、そ……だ!」
「ああ、でも抵抗されると燃えるね」
抵抗する? それともしない? そう問われ、俺は思わず固まる。
そうこうしているうちに、スカートの中に手が入ってきた。
「んっ!」
「結構可愛い下着なのな。水色のレース?」
「こ……れは……っ」
今俺が持っている女物の下着はすべて女の身体になった時に、小日向や藤村元副部長が選んだものだ。
決して自分の意思でこんな可愛らしい下着を選んだわけではないと主張したかったが、鈴代のせいでそれも叶わない。
「はっ……あっ」
女の身体になって半年。履くことに抵抗のなくなった女物のショーツの上を、鈴代の手が這う。
ぐちゅ、と嫌な音がした。
俺の顔がさっと青ざめる。この位置では見えないが、こいつはしてやったりとばかりに笑っていることだろう。
「あれ、濡れてるじゃん」
「くっそ……! 止めろ、あ、んんっ、あっ、あ……!」
指がショーツの脇から侵入してくる。指は入口ばかりを擦っては、陰核を嬲った。
「こっち向いて、ミハル」
もう“ヨシハル”なんて名前を訂正する余裕なんかなくて、それでも抗議の目を向けるべく俺は後ろを振り向いた。
振り向くと同時に、唇を吸われる。
「れる、ちゅ……ん……」
「はっ……ん……」
げげげ、初ちゅーが男って! しかもディープって!
鈴代が相手という嫌悪感に俺は眉を寄せるが、それ以上にこいつのキスが上手すぎる。
吸われて舐められて噛まれて。
髪を掻き上げながら、キスの間に鈴代が言った。
「髪、伸ばさないの? 俺、長い方が好み」
「じゃ、絶対……伸ばさねぇ……!」
「可愛くないなー」
言って再び唇を食まれる。
その間にも俺の秘所は鈴代によってぐちゃぐちゃにされていた。
畳みかけるような指の動きに俺の絶頂は近くなる。
「う、んっ……あ、ああっ、ダメ……も、もう――!」
手の甲で口許を抑え声を我慢しながら、結局俺はイカされてしまった。
がくがくと震える膝。立っていられなくて、鈴代に寄り掛かる形になってしまう。これもまた、屈辱。
「今度は最後までヤろーな、“ミハルちゃん”」
俺の体液でべとべとになったその手を見せつけながら、奴はにやりと笑った。
「てっめ……殺す……!」
そしてそんな鈴代を睨みつけ、俺はその場にへたり込んだのだった。



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