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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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盛春の一週間-16

俺の目は片桐に釘付け。
伏せたまつげ、真っ赤になったほおと、濡れたくちびる。
その口から、小さな舌が出てきたかと思うと、

…―ちろっ

「…っ!」

自慢にゃならないが、フェラされんのは生まれて初めてだ。
片桐にそれは強制してこなかった。
だって、脅されてるヤツにフェラされるなんて怖ぇえだろ。
口ん中に入ってる最中に、相手がポケットから紙を出して来て、
『○○は××を脅すのはやめます。
署名:
これにサインしなければ、今すぐ噛み切る!』
…なぁんて書いてあった日にゃ萎えるだろ?
俺、想像力、豊かすぎかな?

…にしても、すげー快感っ…!
ぬるぬるしたものが亀頭を這うその感覚に、期待が増す。
その期待は裏切られず、ずるんと飲み込まれてますます血が集まっていく。
じゅっじゅっと片桐が上下すると、俺は声を耐えきれなくなった。

「うぁっ…、かたぎ、りっ…!
な、んで、こんなこと…!?」

「んく…ぷはぁっ…
お礼、だ、よ?」

「…?」

「だってサク…
もう、助けてくれないかと思った」

「…っ!」

「あ、またおっきくなった…ふふっ」

人のち○こ握りしめて、口からよだれの糸を引かせて、上目づかいでそんなこと言われちゃ…

「片桐…」

「え、もういぃ…っん!」

今まで何をくわえてたなんか気にもせず、片桐を引き寄せてキスする。
片桐が、初めて積極的に舌を絡めてきた。
嬉しくて無意識にぎゅっと抱き締める。
でも片桐は満たされないようで、手が俺の体をいやらしくさすってくるから、俺だって耐えられず揉んだり撫でたり、服を剥いだりし返した。

でも、前戯もそこそこにち○こを当てがうと、片桐のソコは濡れ濡れで俺を待っていてくれた。
バッキバキにデカくなったモノを、ちゅるんと飲み込んで、きゅうっと締め付けてくる。
舌で首を舐めたり、肩を噛んだり、胸を揉みしだいたり、何をしても反応がいつもよりも断然イイ。
一つ一つのそんなことが、すごく嬉しい。

「んあぁーっ、サクのっ、おちんち○、気持ちいぃっ…!」

その片桐の叫び声の中に、どこかの誰かと比較しているような響きを感じたのは…俺の気のせいか。

「片桐っ…かた、ぎり…片桐ぃっ…!」

「あぁっ、サクぅ!
サクぅっ…!」

腰が勝手にものすごい早さで動くから、もう頭ん中は真っ白だ。
なぜか口をついて出るのは相手の名で。
そしてそれに応えて返される、甘い声の自分の名。

この胸の震えがなんなのかは分からない。
コイツをまた自由にできる喜びかもしれない。
アニキとの秘密を知っていることを、アニキさえも知らない、という優越感から来るのかもしれない。
嫉妬や虚しさや独占欲を感じても、無意識にコイツを求めてしまう自分への照れかもしれない。
ただ分かるのは、今が、春まっ盛りってこと。
それだけ。


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