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てき屋のマコ
【コメディ 官能小説】

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てき屋のマコ5-3

「うっ…!」
突然の事に不審者が怯んだ。

「くらえ!!」
その瞬間、不審者にドロップキックを放つマコ。

「あぁあっ!!」
マコに胸板と顎を蹴り飛ばされて不審者がナイフとサングラスを飛ばしヨロける。
それでも逃げようとする不審者に。

「待て!ゴルァ!!」
倒れた体勢ながらもカニ挟みをかけるマコ。

不審者が前のめりに砂浜に倒れ込んだ。

「いけ!!ナンシー!」
マコの言葉にナンシーが…。

「必殺!ビックヒップドロップ!!」
駆け寄りジャンプすると、大きなお尻で不審者の背中にドスッと馬乗りになった。

「うっ!!うぎゃぁぁぁぁ!」
これには不審者もひとたまりもなかった。

「マコさぁぁぁん」
誠司が駆け寄ってきた。

「誠司さん…この野郎は…」
おケツについた砂をパンパンと叩きながら立ち上がるマコ。

「ええ…この前の変質者です」
流石はライフセーバー。
息のひとつも切らさずに誠司がニッコリと微笑んだ。

「誠司さん!うちが捕まえたんスよ!」
その変質者の背中にどっかりと腰を下ろしたナンシー。
満面の笑みで誠司を見上げた。


変質者を誠司に引渡し、出店に戻る途中。

「いやぁぁ!うちの活躍!凄いでガショ!」
両手を頭の後ろで組んでガヤガヤとうるさいナンシー。

「うっせぇなぁ!九割方はアタシの活躍だろ!」
マコも負けてはいなかった。

「んん!?」
食ってかかろうとするマコを無視して目を剥くナンシー。

「なんだよ……え!え…えぇ!!」
ナンシーの視線を追ったマコ。
目にした物は…。
今までにないくらいに繁盛している自分の屋台であった。

中学生の女の子たちは十個以上のお好み焼きや缶ジュースをただで手に入れると。
ニコニコと楽しそうに戻って行った。

「じゃあ…アタシもちょっくら事務所に顔出してくる」
ブーブーと騒ぐナンシーを残しマコはもっともらしい顔で出店を後にした。
が…。
少し出店が見えなくなるくらいまで来ると。
「待っててねぇ〜誠司さん」
ニタニタと笑いながら跳ねる様に走り出すマコであった。

マコが事務所の引き戸に手をかけた瞬間。

「樺島さん!」
背後からマコを呼び止める声。

嫌な予感に眉間にシワを寄せるマコ。
恐る恐ると振り返ると…。
「げっ!里田!」
案の定、そこに立っていたのは生活安全課の里田睦美と数名の警官であった。

マコとナンシーが捕まえた変質者は警官に連行されていった。

そして…。


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