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Yuki
【ホラー 官能小説】

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Yuki-4

ユキの身体は少しづつ私の下半身の方へ降りてゆく。
私の乳首や腹にチロチロと舌先を這わせながら。
その間、ユキはその猫科の動物の様な瞳に悪戯っぽい笑みを浮かべ私を見上げている。
私は確実に興奮していた。
パンツの中ははっきりとその証拠を示している。
「おぉっ…元気いいね…」
私のパンツを下ろしたユキが陽気な声を出した。
こう言った、開けっぴろげな言葉を聴くと自分が女性を買った事をまざまざと実感してしまう。
だが自分にとってはそれは嫌な事ではない。
そしてユキが手馴れた感じで私のモノにコンドームを装着してゆく。
当然の事なのでなんの違和感もない。
そして私の興奮を高める為だろう。
ユキは既に固く反り返った私のモノに舌を這わせ上目遣いで私の顔を見つめ丹念に舐め上げている。
実際かなり高まってきた。
「おいで…ユキ…」
私はユキを自分の腰の上に招いた。
ユキは白いショーツを脱ぎ捨てるとそのしなやか身体を私の腰の上に乗せてきた。
私は下からユキの中へと突き刺した。
唯一ユキの身体の中で熱を感じる部分だった。
「うぅぅぅぅ…」
ゆっくり腰を動かすユキがうっとりと目を閉じて喉の奥を鳴らす。
ユキの中は心地の良い狭さで私も思わず声を出しそうになる。
「はう…はぅ…はぅ…」
ユキは声を出しながら褐色のお腹を流動させ腰を小刻みに動かし出した。
「ユキ…」
私も堪らずに両手でユキの乳房をまさぐりながながら下から腰を突き上げる。
相変わらず一部を除いてユキの身体は冷たい。
暖めてやりたい…そう思わせる雰囲気をユキは持っていた。
私は挿入したままユキと身体の上下を入れ替えた。
ユキを下に組み曳くと私は冷たい身体を抱きしめ腰を振った。
「おぅ…おぅ…いぃぃ…」
ユキも私の身体にしっかりと抱きついてきた。
そのまま体勢でお互いに腰を振り合う激しいセックスが続いた。
「あぁぁぁ!カム!カム!」
「ユ…ユキ!」
私は果てた。
ユキもまた登り詰めた様だった。

「もっと…してくれますか?」
私の横に寝転んだユキが微笑みを浮かべ私を見つめた。
「ああ…」
私は答えるとそっとユキの唇に自分の唇を押しつけた。
そのままユキを抱きしめる。
「愛してるよ…ユキ…」
柄にもないセリフをユキの耳元で囁く。
「嬉しい…貴方になら溶かされてもいい…」
ユキは本当に嬉しそうに私に抱きついてきた。

夜がまだ明ける前。
激しい寒さで私は目を覚ました。
私の身体がベットがびっしょりと濡れていた。
ユキは消えていた。
念の為に自分の持ち物を調べたが財布の中身も持ち物も何の異常も無かった。
ただユキだけが消えていた。
“貴方になら溶かされてもいい…”
ユキのその言葉だけいつまでも私の心に響いていた。


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