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調教物語
【その他 官能小説】

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調教物語(その8)-1

研二郎は、自分の腕の中で抱かれ、
放心しながら目を瞑る優子をみつめていた。
赤い優子の唇から漏れる自分の精液をなぞりながら、
(しかし、美しい女だな)と改めて思った。


優子はどんなに汚しても、痛めてもおそらくは、
いつまでも、その美しさを失わない女だろう。
教師としての教養も理性もある、
もし、彼女が(SM談話室)に来なかったら、
逢うこともない世界の女だった。

だが、彼女は来た、俺のところに・・
そして、二人はお互いの琴線に触れ合ったのだ。
俺のS根性に惚れたのだ、
だとすれば、とことん彼女をいたぶり、M女にするのが
俺の生き様でもある。


そういう女だからこそ優子の存在感があるのだ、
それ故に、優子のそのベールを剥がし、とことん堕とし
心から、俺の奴隷として屈しさせ、
服従させることに快感を憶えるのである。


優子は始めてのフェラチオを経験し、膣の中でない咥内に射精され
男のエゴイズムを感じながら、その悦びの中に染まり始めていた。

逝きたくても、逝かされないジレンマと、もどかしさを感じながら。
我慢させられるM女としての自分を自覚した。

(逝きたい、逝きたい、逝かせて欲しい!)
と心で強く思いながら、生殺しのように中途半端な気持ちになっていた。
膣の中は溢れるばかりに濡れ、
太股には、愛液が日の光を受け、真珠のように輝き垂れ落ちていた。


それから空港を後にして、二人は街中を走っていた。
運転は優子がして、研二郎は助手席にいる。
優子は先ほどの空港での余韻が、身体の中でくすぶっていた。

まだ逝かされていない、中途半端な感覚が時々彼女の中で蠢いていた。
足を動かす度に内股が擦れ痺れてくる。

女が我慢させられるとき、それはジワジワと迫ってくる。
オシッコをしたいのに、我慢させられるような感覚が襲ってくる。

いつもはそんな時、ベッドの中で枕を股に挟み、淫らなことを思いながら、
クリトリスを擦りつけ果てる。
それが誰にも言えない彼女の秘密な楽しみだった。

最近では、後を付けてきた見知らぬ男に廃墟で監禁され
縛られて無理矢理犯される自分に興奮したり、
ある時は、終電の電車の中で数人の男達に囲まれて、
痴漢行為にあい、スカートをまくられパンツを膝まで下げられ
男達に代わる代わるバックで犯されたりと、その妄想は過激になっていた。

昔はそうではなかった、普通の女性がするように
初恋の人を思って弄っているだけで果てたが、
今ではそんなことでは感じない自分になっていた。


願望だけが大きく膨らみ、ますますその思いは強くなっていく、
しかし、現実になると怖い、恐ろしい・・
その為に少しでもそんな心を慰めようと訪れた(SM談話室)だった。

しかし、その訪問が彼女にとって思わぬ展開になっていった。


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