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嘆息の時
【その他 官能小説】

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完・嘆息の時-11

「アッ……ア……アッ……」

それが短い間をおきながら二度三度続き、その後ブルブルッと小刻みに痙攣してから腰が沈んだ。

「やっぱり君って……すごく感度が良いんだね」

神山が身体を起こし、感心したように言いながらヌウッと腕を伸ばしていく。
その手が、大きく息を弾ませている胸に触れた瞬間、再び愛璃の身体が震えた。

「愛璃……僕にも、僕にもしてくれないかな」

乳房の膨らみを軽く揉みたててから、神山は気だるそうにしている愛璃の身体を無理やり抱き起こした。
ゴロンと仰向けになり、さり気なく愛璃の頭を下へと促してみる。
愛璃には拒絶する意思がまるでなかった。
むしろ触れてみたいという感情が渦巻いていた。
促されるまま男の下半身へと身体を移動させ、勃起しきっているオスの肉棒にゆっくりと貌を寄せていく。

(ああ……す、すごく大きい……こんなもので突かれたら……)

夫のモノより逞しい肉棒の存在に、卑しくも期待感が湧いてしまう。いまだ濡れそぼっている膣肉は、無意識ながらキュウッときつく引き締まっていた。

(どうしよう……私、いま神山くんのオ○ンチンを見てる……厭らしい……す、すごく厭らしいわ……)

すでに我慢汁によってヌラついている先端部分。
鋭くエラが張り、ごつごつとした肉柱は膨張しきった筋肉で表面の皮膚を薄く伸ばしている。
ハア、ハア、と悩ましい息を吐きながら、愛璃はそっと神山のモノに触れてみた。

「うっ……」

愛する女にシンボルを触られ、神山が小声で唸る。
いきり起つ肉棒に触れた愛璃の指が、裏筋を撫でながらスウーッと付け根のほうまで下りていく。

(ああ……すごく固い……)

指先から伝わってくる男根の強靭さ。
隆々しく張り詰めた筋肉と妖しい温もりが、愛欲に溺れかかっている心をいっそう深く沈めていくようだ。
愛璃は、ヒクついている男根の幹をキュッと軽く握った。そして、剥けきった皮を先端部分に戻すかのようにしながら、ゆっくりと優しく上下に扱きはじめた。

「あ、ああ……愛璃……」

淫熱を発しながら、掌の中でドクン、ドクン、と力強く脈を打ってくる神山の肉棒。
絞り上げるたびに先端の切れ目が粘っこい液を滲ませ、それが少しずつ愛璃のしなやかな指を汚していく。

「口で……口でやってくれ……」

神山が焦れたように言いながら、愛璃の頭をグッと押した。

「んっ……んふっ……」

ヌラついている亀頭にカポッと美唇を被せる愛璃。
躊躇いはなかった。
根のほうを握ったまま、じわじわと可能なところまで飲み込んでいく。
逞しいペ○スの感触と、むせ返りそうなオスの匂い……背徳のフェラと知りながら、あまりにも官能的な感覚に眼が眩みそうになった。
愛璃は、肉幹を半分ほど飲み込んだところでいったん口からペ○スを吐き出した。
そしてすぐにまた咥えなおし、肉幹を手で扱きながら亀頭を重点的にしゃぶり上げた。
肉棒が吐き出す粘液と自分の唾液が口腔で淫らに混ざり合い、それが物凄く卑猥な匂いと味を創っている。
秘芯の疼きはもとより、何か言いようもないうねりと感覚が愛璃の四肢を駆けめぐっていた。


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