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嘆息の時
【その他 官能小説】

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完・嘆息の時-10

ピチャ、チュバ、チュル、チュバ―――

卑猥さを増しながら、だんだんとボリュームが上がっていく淫靡音。
羞恥の焔が燃え上がる中、それに掻き消されていた情欲がじわじわと膨らみ上がってきた。

「あっ……ああっ……」

ヌラついた亀裂の奥を丹念に舐められ、花びらを一枚ずつしゃぶられ、愛璃は羞恥と愉悦に揉まれながら首を小さく左右に振りたてて悶えた。

「愛璃、すごいよ……舐めても舐めても、またすぐにどんどん溢れ出てくる……愛璃って、見かけによらずスケベだったんだな」

ふっくらとした大陰唇を両手でグイッと左右に割り、膣の奥にまで舌を突き伸ばしていく神山。
その際、スウッとした高い鼻先も器用に使い、淫唇の上にある小さな突起物へも刺激を与える。

「ああ……はあっ……はああっ……」

美唇を戦慄かせ、濃厚な吐息を漏らしながら身悶える愛璃。
神山の愛撫によって、下肢はおろか、もう心までもが淫靡な感覚に支配されていた。

神山の舌と唇を欲し、愛璃が自らの意思でググッと両脚を開いていく。
貌を覆っていた手はいつしかシーツの上に置かれ、そのしなやかな指がギュウッと高貴な生地を握り締めている。
そんな愛璃の反応にニヤッと笑みながら、神山はチュウッと秘豆を吸い上げた。

「んっ―――!?」

愛璃の腰がビクンッと慄えた。
脳天を貫いてくる鋭い電流に戦き、咄嗟に腰を引こうとするが神山がそう簡単には離そうとしない。
ムッとするような女の茂みにグリグリと鼻先を埋め、鋭敏な突起を捕らえている唇をなおも強く押し付けていく。
神山は、咥えこんだクリトリスを優しく丁寧に舐め転がしながら淫唇にズボッと二本の指を深く突き刺した。
そして、ネト、ネトッと糸を引くような動きで悩ましく出し入れを開始した。

「あっ……そ、そんなにされたら……んくっ……も、もう……わたし……」

秘裂の内側から最奥、さらには腰から太腿にまで溶け渡っていくような愉悦の感覚―――。
それとはまた別に、鋭敏な箇所へ舌が触れるたびに脳天まで貫いてくる峻激で甘美な電流―――。
あられもなく開ききった下肢を、愛璃はビク、ビクッと震わせながら思わず腰を神山のほうへと突き出していた。

「愛璃、イきそうだったら遠慮なくイきなよ」

そう言い、神山がペロペロと秘豆を舐め転がしながらクチャクチャとせわしく二本の指を往来させる。

「ん……やっ……だ……だめ……あ……んん」

スピードを上げた指が、先端の腹部分で膣壁への摩擦をいっそう激しく強くしていく。

「も、もう……本当に……いや……あ……ああ……」

指の動きに合わせ、ビュッ、ビュッ、と淫裂の隙間から弾け飛んでくる透明の液体。
その飛沫を受けながら、神山がさらに熱を込めた。

「はああっ……アッ……イクッ……ア、アアァッ!」

愛璃の下腹がビクンッと大きく弾んだ。


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