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嘆息の時
【その他 官能小説】

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完・嘆息の時-21

「よおっし、パパ、明日からまたお仕事頑張るぞ〜!」

「そうそう、頼りにしてますよ、パアパ」

「たよりにしてますよ、バイブ〜!」

「バイブ〜? またバイブ〜なの? で、バイブ〜って何?」

ひょうきんな顔で聞き返す柳原に、大声で笑いながら抱きついてくる娘。
そんな二人を、愛璃は後ろからスウッと腕をまわして抱きしめた。

度を越したリアルな夢にかなり焦ってしまったが、今回のことでまた一段と夫婦の絆が強まったような気がする―――カレンを背に乗せた柳原は、小声で愛璃に今回のことを侘びた。
そして、クスッと笑んで返す愛璃に口ぱくで『愛してる』と伝えた。




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