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邪愁
【痴漢/痴女 官能小説】

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邪愁(その3)-3

…あっ…いい……

宙にこぼれた私の烈しい喘ぎに、鳥が驚いたように私の乳房から飛び立つと、別の鳥が舞い降り、
乳首を嘴で挟み、喰いちぎろうと乳房を烈しく揺すった…。


瞳を閉じた私は、その体を烈しくのけぞる。白い咽喉元が小刻みに震えるのがわかる。私の体
全体が、もっと深い苦痛を求め、鳥たちに喰い荒らされることを切なく哀願するように求めてい
る。


…あっ…

小さな嗚咽が私の薄い唇からこぼれ落ちる。


陰部の周囲に群がった数匹の鳥が、嘴で一気に性器をえぐり始めた。私の性器に詰められた豚の
ペニスの肉片とともに、溢れた蜜液がねっとりと絡まる。その嘴が烈しく蠢き、肉色の割れ目に
鋭く針で刺すような痛み感じると、わたしは尿を漏し始める。


…もっと…

野鳥たちは、私の太腿の付け根を貪るように性器を深く喰い荒らしている。鳥の頭の生あたたか
さが腿に伝わってくる。淫唇を啄む嘴の激しい蠢きが、私の中に熱く華やいだ極上の疼きをもた
らしていた。


…いっ、いいわ…

やがて鳥の嘴は、私の薄肉をまさぐり、襞肉を絡ませながら裂け目を摘み上げる。私は微かにの
けぞり、嗚咽を洩らした。体が左右にゆっくりと揺れる。淫唇を裂いて侵入してきた、嘴をきゅ
っと私は肉襞で締め上げる。

しだいに媚肉が裂け、性器がえぐれ始める。鳥は私の裂け目を嘴で巧みに喰いちぎり、啄みなが
ら少しずつ切り裂いていくのだった。

私は意識が薄くなり、その痛みの甘美な快感に深く感じ入るようにその裸身を波打たせ、艶めい
たよがり声をあげる。性器から流れ出た血の匂いが私の鼻腔を充たし、私はどろりとした眩惑の
中に深く舞い堕ちていった…。




いやよ、絶対別れないわ…そんなこと言わないで…お願い…わたしを捨てないで…

するわ…あなたのいうとおりにするわ…わ、わかったわ…ラビアピアスをするわ…あなたの望み
どおりにするから…


煌びやかな酩酊に抱かれるように、私は深い眠りについていたのだろうか…私は夢の中で、夫に
すがるような気持ちで必死に叫んでいた。


部屋の窓の外は、森閑とした闇に包まれた湖水と、その向こうの湿原の水平線の先には、宝石の
ような星が煌めき始めていた。野鳥に体中を喰い荒らされる夢から醒めたとき、男はすでに部屋
にはいなかった。
私は汗ばんだ体を檻の中で引きずる。檻の中の床は、薄黄色の尿でしっとりと濡れていた。


私は、ふたたびあの男がもつ褐色の液体が欲しくなっていた。私の静脈に注ぎ込まれる液体によ
って、私は無限の悦びを奥深く彷徨うことができる。

密林の厚い樹木のあいだを、野鳥がばさばさと音をたて飛び立つ。葉の擦れる音が不気味にあた
りに響き、どこかで鰐が撥ねる水の音がした。


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