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目撃者 明
【痴漢/痴女 官能小説】

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目撃者 明-3

ある日…私は普段はあまり乗らない私鉄に乗ったんです。
あまり混みそうにない路線なのに…やたら混んでいる感じでした。
電車が走りだしてすぐの事でした。
〈や…やめて下さい…。〉電車の音にかき消されそうなくらい…か細い声でしたが…間違いなく困惑した感じの女性の声が聞こえました。
身動きも出来ない程の混み具合ではなかったので…私は振り返り、声のした方を見ました。
真面目そうな女子高生が俯いて立っていました。
彼女の声だったのでしょうか…。
人混みでよくは見えませんが…何か必死に片手を後ろに回しているようでした。〈やめて下さい…。〉間違いありません…彼女が言っているようでした。
……!って事は…彼女…痴漢されてるの?
一瞬にして複雑な思いが私の心を過りました。
可哀想という思い…助けてあげたい思い…そして…どんな事されているの?という好奇心…どれもが本当の気持ちでした。
私が女子高生の方を見て…痴漢を諫める決意を固めかけた時でした。
〈あぅ!い…いやぁぁ…〉女子高生とは反対の方から別の女性の声がしました。えっ?こっちも?
私は慌て…反対側を向きました。
私と同年代くらいのOL風の女性が痴漢されていました。
女子高生より彼女の方がその様子を確認できました。OL風の女性は後ろから両方の乳房を揉みしだかれ…前からスカートの中に手を入れられていました。
ちょ…ちょっと…激しすぎない?
私がそう思っていると…。〈あぁぁ…あん!あん!〉私の横のギャル風の女子高生が不意に…喘ぎだしました。
私は驚きに目を見開きながら…盗み見る様にギャル女子高生の下半身を見ました。
ギャル女子高生はミニスカの中に後ろから…手を入れられ…膝のあたりまで…派手な赤いパンティが下ろされていました。
ち…痴漢だらけ…だ…。
私は…痴漢を諫めるどころではなくなりました。
ギャル女子高生の前にいた男性も彼女のミニスカの中に手を入れ…彼女の下半身をまさぐり始めました。
「あん…あはっ…あん…」ギャル女子高生は快感に…メイクの濃い顔を歪め…口をパクパクさせ…喘ぎ続けていました。
私は…冷静を装い…じっと前を見つめていました。
OL風の女性も…真面目女子高生も…触り続けられているようで…そちらの声も聞こえてきました。
OL風の女性に至っては…抵抗の声に淡い喘ぎが混じりはじめていました。
わ…私も少しずつ冷静な気持ちでは…いれなくなってきました。
別のところからも…抵抗とも喘ぎとも…つかない声が…上がりだしました。
この…電車…痴漢だらけ…なの?
電車に乗っている女性…全員が痴漢されているんじゃないかと思える状況でした。………?……!わ…私は痴漢されていません…。
ど…どうして?
そ…そんな事を考えている間にも…痴漢行為はどんどんエスカレートしていっている様でした。
それに…合わせて…私の…興奮度合いも…上がってきました。
顔が…火照ってきました。か…顔だけでなく…身体全体が熱くなって…きました。
その時…電車が地下へと…入りました。
私が…じっと見つめていたドアの硝子が…鏡の様に車内の様子を映し出しました。
…………!
私は…自分の口元を両手で…押さえて…思わず…漏れそうになる声を…必死に押し殺しました。


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