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俺の娘
【父娘相姦 官能小説】

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第7話-3

「お父さんなんかそわそわしてない?ちゃんと見てるの」
「お、お前な・・・ここは映画館だぞ」

声をいくら潜めたところで距離が近ければ筒抜けだ。

¨たまには話してあげたら。お父さん寂しそうよ¨
¨ええ〜、やだよ。だって口うるさいし、髪染めたくらいで不良ってしつこいんだもん¨
¨うふふふ、そうね。でも昔はお父さんも格好付けてたのよ¨

ここでまた回想に入った。
若き日の父親がバイクに乗り海岸添いの道を駆け抜ける姿が映し出される。
偶然だな、俺にもそんな時があったな。バイク、もう随分乗ってないな。
勤めだして最初のうちは乗っていたが、息子が生まれてから降りてしまった。
早貴が生まれた時はもう処分してしまったので、俺が一時期ライダーだったのは知らないんだよな。

「お父さん昔乗ってたんでしょ?」

しかし早貴は当然の様に口に出した。どうして知ってるんだ?

「お母さんから聞いたよ。すっごく格好よかったよ、あの頃はって」

あいつ、一体いつ話したんだ。
秘密にするつもりではないが、話すなら俺の口から話してやりたかった。

「見たいな、お父さんのバイク乗るところ。一緒に乗りたいな」
「もう免許も失効だから取り直しだ、一体いつになるか分からないぞ」
「約束!いつか後ろに乗せるって言って」

早貴は握っていた手を一旦放して、細長い小指を立てた。
そういえば、小さな頃から色んな約束をしてきたっけ。
休みの日に遊園地に連れていくとか、嫌いなものを食べられる様になるとか、子供らしいものばかりだったな。

「約束。私が高校卒業するまでに乗せてね」
「こらこら、追加するな。もう時間が無いだろ」

昔も今も娘の手は俺よりも小さい。
指切りが終わったらまた早貴は俺の手を握ってきた。

「お父さん・・・」

そして、ゆっくり体を倒して顔を近付けてきた。
眠くなったから、勝手に肩に頭でも乗せるつもりか。
早貴はどうも俺の肩を枕だと思っている節がある。

そうかと思ったら、まっすぐ俺の唇に重ねてきた。
お・・・おい、ちょっと待てよ。周りは人に囲まれてるんだぞ、おい。
ろくに言葉も出せない俺の口の中をれろれろと舐め回し、静かに唇を離した。
早貴が食べていたキャラメル味の甘さがほんのりと舌に付着している。

「しちゃった。ごめん、したくなっちゃって。うふふふ」

僅かな時間しか触れていないのに、糖分のせいか早貴の舌は粘っこかった。
口を少しだけもごもごさせてからもう一度キスしてくる。
舌を通じて、生暖かい液体が喉の入り口まで流れてきた。これは・・・もしかして、唾液か?

いつ誰が気付くかも分からないのに、なんてことを・・・
だから下手に抵抗できない。大きな動きをしたら気付かれる怖れがあるからだ。
後ろにいる人ならともかく、すぐ隣に座る人はいつこちらに目線をくれてもおかしくはない。
も・・・もしばれたら、どうなってしまうんだ。
心臓が早くも鼓動を速め、一気に最大加速まで高まっていくのが分かる。


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