『滝くんの秘密』-6
「もうぐしょぐしょになってるね。何もしてないのに」
「いやぁ…」
(見られてるだけですっごく感じちゃうよ…)
「ね、ねぇ…滝くん…」
何もしない滝くんに痺れを切らした私はそう声をかけた。
「『何してほしいのかちゃんと言えよ』」
滝くんは眼鏡を外して机の上に置くとそう言い放った。
「や…そんな…」
震える私の耳元で滝くんが小説の台詞を繰り返す。
「『ちゃんと言えよ』」
「あ…な…舐めて…舐めて欲しい…です…」
目をギュッとつぶってそう言った瞬間愛液がとろりと溢れ出るのを感じた。滝くんの熱い息をそこに感じたと思ったと同時にー
「んああああっ！！」
クリ〇リスに痛いほどの快感が走り、私はがくがくと体を震わせた。滝くんは両手で私の足を押さえ付けて閉じさせないようにし、そこを舐め続ける。尖りきったそこを下から優しく舐め上げられ、下半身がじーんと痺れて行く。
「ああああっ！！はぁっ！もぉだめ…やああっ！！」
ずっとずっと待望んでいた快感を与えられ、頭の中が真っ白になってきた。
(朝自分でした時とは全然違うよ…)
「私いっちゃう…滝くん！だめだよ…ああああっ！も…いく…いくうっ！！！」
私は両手をと握り締めて体を反らせ、絶頂に達した。
それなのに滝くんは舌の動きを止めずにさらにそこを刺激し続ける。溢れ出る愛液をじゅるっと舐め上げ、クリ〇リスを口の中に含んで舌で優しく転がす。
「やだあっ！もう止めて…気持ち良すぎ…ああああああっ！！またいっちゃ…だめ…いく…！！」
二度目の絶頂はすぐに訪れ腰から力が抜けて行く。
「っ…はぁ…はぁ…」
滝くんはシャツの袖で口元を拭うとぐったりしている私を抱き上げてベッドに降ろした。
滝くんの体重を感じうっすらと目を開けると、すぐ前に滝くんの顔があって唇が重ねられた。
「んんっ！」
舌が挿入され、思わず反応してしまう。私達は舌を絡ませながらきつく抱き合った。
(キスだけでいっちゃいそ…)
別れ際に軽くキスをすることはあってもこんな激しいキスはあの時以来だ。いや、あの時よりももっと…。
私がキスに夢中になっている間に滝くんはワンピースをたくしあげ、胸をまさぐり始める。すでに固くなってしまっているそこは下着の上からでもわかってしまうみたいで、滝くんの指が的確にそこを刺激する。
「ああっ！」
ブラがずらされ胸が露にされる。滝くんはキスをやめると今度は胸の谷間をつーっと舌で舐め上げた。敏感なそこには触れないように周囲をぺろぺろと優しく舐められ、たまらない気持ちになる。