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白日夢(はくじつむ)
【鬼畜 官能小説】

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隷従一 白日夢 第三章:のぶこ編-7

「せんせっ。動いて、うご、いてえぇ!」
腰を捩らせながら、女がせがんできた。
" 恥じらいを見せていた女は、どこに行ったんだ。"
そう思いつつも、ピストン運動を再開した。しかし、ベッド上に座った姿勢では動きにくい。女の両手を掴むと、俺も又身体を四十五度近くの態勢を取った。
「あっ、あっ。」
俺の動きに合わせて、声が漏れる。しかし、中々に絶頂感が得られない。上り詰められそうで、詰められない。俺にしても、そうだ。お互いもどかしさの中に居た。

「はあ、はぁ、・・。」
荒い息遣いが、部屋中に響いている。俺は、一切の動きを止めた。正直のところ、疲れてきた。ベッドの上でのこの体位は、少々きつい。
「せんせい、・・。」
遠慮がちに小声で、女が声を出した。今一歩で、より高みへ上り詰められそうな感覚があるのだろう。催促のようなものだ。俺にしても、中途な気分ではある。””体位を変えて、もう一丁・・”と考えもしたが、
逸物が萎え始めた。
「今回は、ここまでとしよう。あまり変貌すると、旦那が勘ぐることになってしまう。」

そう答えながら、ベッドから下りた。今回限りというのでは、淋しすぎる気がしたのだ。俺にしては、珍しいことだが。新妻との経験は、初めての事だからかもしれない。
「次回は、正常なセックスにしてみよう。治療とはいえ、君には刺激が強すぎたろうから。」
お為ごかしな言い訳で、不満そうな女を諭すように告げた。
「わかりました。先生の仰有るとおりですわ。」
「これは、ワタシの携帯電話の番号だ。そうだな、女性の名前にしなさい。○○先生、とでもね。そうすれば、旦那に見られても大丈夫だろう。」
走り書きのメモを渡しながら、ベッドの上で正座をしている女をしげしげと見た。ほんのり桜色に上気した肌に、うっすらと汗をかいている。萎えていた逸物に、力が漲り始めた。もう一度挑みたくなる衝動を、グッと抑えた。

「後で君も、シャワーを浴びなさい。」
そう言い残すと、そそくさとバスルームに向かった。
”さてさて。いつ電話が掛かってくるかな?一週間か、二週間か?・・、待てよ。これっきりと言うこともあるかもしれんな。”
そんな思いが、脳裏をかすめた。バスタオルを腰に巻いた俺は、寝室に取って返した。女は、まだベッドの上に居た。俺の顔を見るなり、ばつの悪そうな顔で、
「すみません、すぐに帰ります。」と、気怠そうにベッドを下りた。
「いやいや、そうじゃないんだ。一緒に、シャワーを浴びないかね。」
「せんせい、とですか?」
キョトンとした顔付きで、女が問いかけてきた。
「うん。まぁ、嫌なら、いいんだがね。」
今度は、俺がばつが悪くなった。
”何を言い出すんだ、俺は。”
「是非にも、お願いします。お背中を流させてください。」

女の意外な言葉に、少なからず俺は驚いた。性の目ざめ、なのか?
”こりゃあ、淫乱な女に変身するんじゃないか。マグマの爆発かもな?旦那の驚く顔が、目に浮かぶぞ。”
バスタオルを突き破らんばかりに怒張した逸物を、持て余し気味に感じた。一歩々々歩くたびに擦れて、暴発しそうになる。俺は、バスタオルを肩に掛け直した。こうでもしないと、刺激が強すぎる。
壁の鏡に、女が映っていた。俺のすぐ後ろを、俯き加減で歩いている。上目遣いに俺を盗み見しているように感じられる。
”俺の逸物に気が付いたろうなぁ。くそ!この不肖の息子め。”
女は、片手ずつで乳房と花園を隠していた。男ならば両手で股間を隠すのだが、女はそうしないのか。そう言えば、幼児期に通った銭湯でもそうだった。


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