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遊戯〜姉妹姦獄
【鬼畜 官能小説】

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遊戯〜姉妹姦獄-2

数日後、男の手元にチケットが届けられた。
それは何とも安っぽく、ペラペラな紙切れ。まるでタレント事務所側の『金なんぞ掛けてられるか』との声が聞こえてきそうな、ただプリントされただけの紙。


『……ヒヒ……』


その紙切れを手に取ると、思わず男の口から笑いが洩れた。
予約電話を掛けて以来、男の頭の中は麻紗美・里奈姉妹の事で一杯であった。
Jrアイドル雑誌を片っ端から買いあさり、麻紗美・里奈姉妹のグラビアを、欲望の糧として果てていた。
ただでさえ散らかった部屋に、アイドル雑誌が散乱し、足の踏み場も無い位。


『来週の土曜日……待ってろよ……クソ姉妹……』


チケットを財布に仕舞い、またも姉妹のグラビアで自慰に及び……麻紗美と里奈の笑顔を踏み付けながら……果てた。


遂に“その日”が訪れた。
前夜は興奮が収まらず、満足な睡眠は取れては無かった。が、眠気など微塵も感じてはいない。
いつも以上にシャッキリとした足取りで、イベント会場へと向かう。
電車を乗り継ぎ、目的のレコード店へ……店内には既に、30人程の男達が犇めいていた。


(コイツらも、あの姉妹が目当てか……)


仮設のステージ前に設置されたパイプ椅子に座り、辺りを見回す。若い男もいるが、半数を占めるのは、自分と同じ位の年齢の、いわゆるオヤジだった。


(全く、イイ年して……)


軽い鼻音を発て、横目に嘲笑う……自分を棚に上げ、周りのオヤジ達を嘲る……他人から見れば、自分自身も、そう嘲けられるのだが……。


そうこうしてるうちに、ステージ上に一人の成人女性が現れ、続いて少女が二人現れた。


『り、里奈ちゃ〜ん!!』

『麻紗美ちゃん、可愛いよぉ!!』


店内に、我を忘れたオヤジ達の叫びが響く。 


(お、来やがったか!?待たせやがって!!)


姉は赤、妹は青の、同じデザインのワンピース姿でステージに立つ姉妹は、オヤジ達の熱烈な声援に気圧され、何やらドギマギとした笑顔で直立していた。
そこには、グラビアで見せるアイドルの顔では無く、今のこの状況に戸惑う普通の少女の姿しかなかった。


『………』


男は姉妹を食い入るように見詰めた。
姉の体は、決して肥満では無いが、しっとりと肉付きがよく、二の腕と太股は旨そうな肉感に包まれている。

妹はやはり、華奢の一言であった。
腕も脚も、今にも折れそうな位に細い。
身長は、姉妹揃って男の想像以上に低かった。
姉ですら、実物の姿は中学生にしか見えず、妹に至っては、小学生にしか見えない。


『ククク……』


無意識に笑い声が出た……少女に対する歪んだ欲望が、ムクムクと膨張し始めた。



姉が何やら妹に語りかけ、それに妹が頷く。


麻紗美・里奈「こんにちは〜!!」

オヤジ達『こんにちは〜!!!』


鈴の鳴るような声で、大きくお辞儀しながらの挨拶に、オヤジ達も負けじと応えた。


『いやあ、可愛いですな。そう思いません?』


右隣に座る小肥りのオヤジが、小声で話し掛けてきた。


『……ですね』


少し躊躇いながらも、相槌をうつ。


『“あさみん”と“りなぽん”どちらが好みです?』

(…なんなんだコイツは……何が“ぽん”だ、馬鹿野郎)


侮蔑のあまり、吹き出しそうになりながらも……


『私は“あさみん”ですね』

『私は絶対“りなぽん”ですよぉ』


全くどうでもいい会話をしている中、ステージ上の姉妹は、だんだんと今の状況に慣れ始め、アイドルらしく饒舌になっていた。


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