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……タイッ!?
【学園物 官能小説】

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……タイッ!? 第四話「暴きタイッ!?」-34

「ちゅ……」
「あっ!」

 割れ目に軽くキス。
 唾液の無い、乾いたキスなのに奥からジュンと溢れるものがあった。

「先輩、濡れやすいんですね……」
「そんなこと、知らないよ……」

 照れ隠しではなく本当に分からないという様子の美奈子。彼女は上半身を少し持ち
上げ、紀夫の行為を興味深そうに見つめている。

「あ、あのさ、それでさ、えと、濡れたほうがいいのかな?」
「はい、濡れてるほうがエッチだと思います」
「そうじゃなくて、痛く……ないかな?」
「痛い? ああ、そっか、先輩処女……」
「あたし、痛いのはそんなに得意じゃないからさ……」

 美奈子は恥らいよりも幼い感情で行為を怖れている。とはいえ、紀夫は処女を相手
にしたこともなく、いわゆる破瓜というものの扱いが分からなかった。

「大丈夫。すぐによくなります」

 根拠の無い言葉は彼女に不安を与えない為。虚勢を張るぐらいしか思いつかないの
だ。

「うん。お願い……」

 彼女が首を横にもたげたあと、紀夫はショーツを下ろした。
 薄い陰毛は切りそろえられているのか短く、割れ目をそれほど守る風でもない。
 大陰唇はやや小さく、股を少しでも開こうとすると小陰唇がねちゃと糸を引きなが
ら開き、膣口を見せた。

「美奈子の……綺麗……」

 包皮に隠れたクリトリスはまだ勃起しておらず、まだ男を知らないらしい秘裂は指
を二本程度で限界という大きさ。
 未成熟の一言に尽きる彼女の性器に、紀夫の口内では唾が溢れた。
「先輩、キスしませんか?」
「え? いいけど……」

 ちょっとしたイタズラ心を抑えきれず、紀夫はいそいそと彼女の隣に寝転がり、唇
を近づけ、そして……。

「ん、ちゅ、ちゅるじゅるちゅるる……ずず、ンごく……ごく……」
「あむ、ん……ん、じゅうぅぅうう……ちゅ、んごく……んはぁ……んちゅ……」

 美奈子のせいで溢れたものを彼女に返してあげたい。そんなつもりのキスなのに、
紀夫の口内にはすえた匂いのするものが溢れてくる。
 それはけして嫌では無い、ある種、求めていたもの。

「はむ、んちゅ……、あぁはぁ……、先輩、すごい……」
「君こそ……飲んじゃった……」

 美奈子も自分と同じくらいに興奮していた事実と、彼女の溢れ、零れんばかりの唾
液に触れ、飲みこみ、結果は……、

「美奈子……俺、もう……」

 返事も聞かずに彼女の下半身に回りこむと、膝裏に腕を回し、噛み付くように彼女
のヴァギナに唇を押し付けると、そのまま一気に舌を穴の奥へと押し込む。


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