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異界の狂宴
【ホラー 官能小説】

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異界の狂宴-2

「パパもここが田舎だから町は知ってるわね。」
「両親の田舎ね。俺もたまにこっちに来てたよ。」
俺と酒井はダメ元でこの夫婦にインタビューを申し込んだ・
「あの、すみません。私たち「恐怖の心霊映像」というDVDを製作してるスタッフなんですけど
宜しかったらインタビュー受けてもよろしいでしょうか?」
その夫婦は軽く会釈してインタビューを承諾した。
その夫婦は町村正樹さんとその妻・麻美さん、さらに子どもで女の子のみどりちゃん。
正樹さんの方は俺と、麻美さんの方は酒井と同じ年代だと思った。
俺と酒井は事のあらましを二人に説明した。
「この温泉街の駅で何か事故とか事件って聞いてますか?」
「いや・・・聞いた事ないですねえ。」
「何かあったのですが?」
「このビデオなんですけど・・・。」
俺はHDDビデオカメラに納めたその映像を見せる。
「人影、写ってますよね。」
「たしかに写ってますね。」
「何かこの人影で思い当たる事を聞いた事とかありますか?」
「う〜ん、ないなあ。ただこの辺一体は昔源平合戦でここに落ち延びた武将と
僧侶、神主とその家族が村から幼女を誘拐し食べてた鬼をけしからんと思い、
その鬼を征伐して村人から感謝されたなんて話を
聞いた事がありますね。私もその武将の兵士の子孫だと聞いたことがあります。」
「パパにそんな話があったの?何で教えてくれなかったの?」
「別に秘密にする事でもないし、実際たいした事じゃないから忘れてただけだよ。」
やや夫婦喧嘩になってるのを見て俺と酒井は少し苦笑した。
「でも詳しい事はわからないんですね。親もなかなか教えてくれなくて。というか
ここの人はその伝説を知ってはいても詳しくは教えてくれないんですよ。」
どういう事だ・・・?詳しくは語れない?教えてくれない?
何か知ってはいけない事でもあるのだろうか?
ふと麻美さんがその映像を観てつぶやいた。
「この人影・・・女の子の裸に見えない?そうだいたい、12,3歳ぐらいの女の子の裸に。
もう一つはちょうど高校生ぐらいの男の裸という感じかな。」
俺と酒井、夫の正樹さんはその言葉を聴いて動画をじっくりと観てみた。
確かに小学6年ぐらいの少女の裸と高校生ぐらいの少年の裸のようにも見えた。
「これは凄い発見だ!ありがとうございます!!」
「ママ、よく気がついたね。俺全然わからなかったよ。」
「パパ気がつかなかった?」
「みどりの裸ならお風呂入れる時に見慣れたけどね。」
「え、でも12の時の私の裸を・・・」
「12の時の裸?」
「バ、バカ!!いや、妻とは幼馴染みでよく川とかで遊んだんですよ。」
正樹さんが麻美さんに軽く肘打ちする。麻美さんが正樹さんにごめんと手を合わせる。
この夫婦には人には言えない何かがあったのだろう。しかし俺たちにはこの新たな展開に頭が一杯だった。
俺と酒井、町村夫婦はホテルのレストランから出ることにした。
「どうもお役に立てなくてすみませんでした。」
「いえいえ、十分にお役に立ちましたよ。」

俺と酒井は部屋に戻るとノートPCを取り出して再び画像の解析した。
確かに町村夫婦の指摘通り、その不可解な二体の人影のうち一体は
12歳ぐらいの少女の全裸、もう一体は高校生ぐらいの少年の裸だった。
少女の幼い乳房も無毛の蕾も、少年の肉棒もしっかり見えた。
だかその反面ますます謎は深まった。この二体の人影は何を訴えたいのか?


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