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華麗なる奴隷秘密倶楽部
【その他 官能小説】

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華麗なる奴隷秘密倶楽部 第1章-5

その制裁がどのようなものかの詳細は、
具体的には明らかにされていませんが、
それを覚悟で会員証にサインをしてこそ
この甘く、気だるく、妖しく、
最高の麻薬のような、倒錯の世界に踏み入れることができるのです。

入会に当たっては厳重な審査があるのですが
入会金は役1千万円程で、年会費もほぼその2、3倍になるというだけあって
誰でも、と言う訳にはならないようです。

後で言いますが、この掟を破った者はその全額を没収されるばかりか、
違約金として更にその十倍とかで、
一度の例外を除けばそれは固く守られていました。

その一度とは、
或る男性が有頂天になり、それをふと知人に話し、
それが回りまわって噂が流れたとき、
その人物を、二度とこの業界から見かけたと言う人がいない、
と言う噂が実しやかに流れたものです。
膨大な金額を払っても、入りたいと言う人がいるのも、
この世界が、それ以上の快楽をもたらすからなのでしょう。

さて・・・
ここでは年2回のこの発表会以外には、
私はこの別荘をご主人様との逢瀬以外にも使用しております。
それはご主人様にもお許しを得ています。
私はご主人様の専属奴隷ですが、
心の深いご主人様は、私のすることには滅多に口は出しません、
と言いますのは、
ご主人様も、私以外に何人もM奴隷を飼っているのですから。

時々私は、行きずりの男性を見つけて、
ここでMとして調教して貰う事があるのですが、
そのとき、この別荘を私の所有とは言っておりません。
聞かれれば、管理を任されている、と言ってあります。

そうしなければ、
甘い汁を餌に、何をされるか分からないからなのです。
そうした情事は、
どんなに気に入った男性でも一度限りにしていました。
その男性の中には、本物のS男性がいて、
私は何度も縛られ、叩かれ、逝かされました。
その後、四つん這いで犬のように犯されたのです。

その男性と別れた後、私はご主人様を無性に欲しくなり、
携帯電話を握りしめていました、
「逢いたいです、ご主人様今から行きます」と言い、
別荘を出ると、
車でご主人様の家の近くまで車を走らせました。

その時、私の頬には熱い涙が流れていましたが、
その訳は分かりません。
男性に蹂躙されたとか、犯されたからだとか、言う事でなく
ただ、大好きなご主人様に痛めつけられたい、
というM性の本能かもしれません。
ホテルでは、思う存分ご主人様に痛めつけられ、
そして、抱かれたのです。

初めご主人様はびっくりして言いました。
「どうした暁子?」

私は、ご主人様の目を見つめて言いました。
「私、しばらくご主人様の調教を受けていません、寂しいの・・」
そう言うとご主人様は、
「わかった」と、ただ一言を言うと、
ご主人様は、私を近くのホテルへ私を連れて行ってくれました。


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