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メールで不倫
【若奥さん 官能小説】

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メールで不倫-2

 私はまだ20台前半の若い主婦です。なのに小学生の子供が2人もいる事からお察しの方もいらっしゃると思いますが、3つ年上の主人とはいわゆる「出来ちゃった結婚」でした。私が高校生の時にナンパされた彼と関係を持ってしまい、何と一発で命中。当時はまだ高校を卒業して定職にもつかず暴走族に入っていた彼と結婚する事に、親を初めとする周りの人達はもちろん大反対でしたが、駆け落ち同然に家出して強引に彼との結婚生活を始めたのです。でも私は後悔はしていません。

 彼は高校時代から暴走族の主力メンバーだった札付きの不良で、別にカッコ良くもなんともないんですけど、とても男っぽい所に私は凄く惹かれてしまいました。何より子供が出来たと打ち明けた時、予想していた「堕ろせ」などという事はおくびにも出さず、即答で「結婚しよう」と言ってくれた彼に私はホレ直してしまいました。もっとも言葉だけで結婚など出来ません。彼はこれを機に暴走行為から引退して就職し、まるで人が変わったみたいに真面目に働いてくれました。彼の言葉を借りれば、もう一通り悪い事はやってしまったから、不良は引退するのだとか。自慢するみたいで申し訳ないのですが、私は人並み以上の美人だと思いますので、私の存在が彼を更正させた、と誇らしく思いたい気持ちもあります。

 こうして始まった若い2人の不安いっぱいな結婚生活でしたが、私は無事にかわいい女の赤ちゃんを出産して「愛」と名付け、さらに2年後には弟の「大樹」をもうけました。彼は学歴はありませんが、体力と根性があるので肉体労働関係の職でバリバリと働き、経済的な心配はさほどありませんでした。そして2人目が生まれる頃にはお互いの親も2人の結婚を認めてくれて、今では2人の小学生と夫婦の幸せな家庭生活を送っているのです。主人は現在、造船所で船の補修の仕事をやっています。主には自衛艦が入港して来た時にあちこち補修したりペンキを塗り直したりする仕事で、忙しい時は何日も泊まり掛けで仕事がありますが、反対に何日も仕事がなく家でゴロゴロしている時もあると言う不規則な仕事です。お給料はとても良いみたいですが、ハッキリとはわかりません。と言うのは、主人は考え方の古い男性で、私に生活費だと言って毎月十分なお金を手渡してくれると、後は自分が使う、と言って一体いくら収入があるのやらわからないのです。ですが私は、主人のそういう昔気質の男っぽさに惹かれて結婚したのですから、仕方ありません。それに主人の年齢を考えれば、相当高額の生活費を入れてくれますので。

 主人はぶっきらぼうで、家ではほとんど私に口も聞いてくれないような男性ですが、意外にも子煩悩で休みの時はよく子供達をかわいがってくれます。休みが子供達と合わないのが悩みですが、2人の子供もパパが大好きで、これもこの人と結婚して良かった、と私に思わせてくれる事でした。

 このように不満のない結婚生活を送っている私ですが、下の子の「大樹」が小学校に入学した頃から少しだけ不満に思ってしまう事がありました。これは本当にぜいたくな不満だと思われるでしょうが、子供が2人とも学校に行ってしまうとヒマを持て余してしまうようになったのです。簡単なパートの仕事でもしようかと思いましたが、主人はいい顔をしてくれません。
俺が稼いで来る金じゃ不満なのか?と言われると、そうではないのですから強くは言えません。もちろん掃除や洗濯や炊事など、やるべき家事はたくさんあります。でも時間が余ってしまうのです。学校のPTA活動やら地域のボランティアなどに積極的に関わるのも主人は嫌な顔をします。どうやら私にはなるべく家にいて欲しいらしいんです。

 そこで私はただTVやDVDを見て時間を潰すのも生産的でないと思い、インターネットで在宅で出来る副業に興味を持って調べてみました。すると主婦でも在宅で出来る仕事として、チャットレディーと言うのが人気らしい事が分かりました。これは男性の方のおしゃべりのお相手をする、と言う仕事でしたが、どうもアダルトな内容もあるらしいし、TV電話みたいに顔を出してやらなければいけないようなので、気が進みませんでした。容姿には今でも自信がありますが、万が一知った人に見られたら、と思うと顔を出すのは嫌でした。


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