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coloraffair〜みんなの気持ち〜
【二次創作 恋愛小説】

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coloraffair〜みんなの気持ち〜10-2

「………起きてる?」
「………ああ」
「やっぱりね、真夏が好きみたい」
しばらくの間に美衣菜は突然脈絡もなくものを言うようになったと思った。
「大好きな人が隣にいたらどうなるか、わかるよね?高校生だし」
僕はとめようとしたが、心のどこかで喜んでいる自分もいた。
「真夏………」
そう言って美衣菜が僕の上にかぶさってきた。そのまま僕の首筋にキスをしてきた。
僕は振り返らなかった。 振り返ったらシロを捨てなければならないような気がした。かといって、何してんだ、と言い美衣菜を失くしもできない。そのへんはミドリが言っていたようなすっきりとした判断はできない。意外と臆病な自分がいた。

抱かれたまましばらく過ぎた。
「やっぱ戻らなくちゃ」
そう言い部屋を出た。結局はっきりと答は出せなかった。

どうしようかと考えながら夜明けの街を歩く。
唯一美衣菜と僕が直に触れ合った首筋にはまだ温かみが残っている。


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