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白日夢(はくじつむ)
【鬼畜 官能小説】

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白日夢・一 第二章: みどり編-9

「いやぁぁぁ!」
背中を叩く女の力が一段と強くなり、激しさを増した。俺はそのまま体を下にずらせて、女の太股の間に体を滑り込ませた。
「やめてぇ、やめてぇぇ。お願いだからぁ。」
女は、しゃくり上げるように泣き叫んだ。俺はお構いなしに、今度は体をずり上げた。ビンビンにそそり立つ俺の逸物が、女の蜜壺に触れた。

「何だぁ?濡れてるじゃないか。欲しいんだろう、これが。」
俺は顔を覆っている女の手を外しながら、涙でくしゃくしゃになった顔をハンカチで拭った。
「お願いです。誰にも言いませんから、もう止めてください。」
目を閉じたまま、女は懇願してきた。
「あぁ、わかった。わかったょ。ちょっと入れるだけさ。な、ちょっとだけさ。」
優しく猫なで声をかけながら、俺は右手で逸物を女の蜜壺にそっと挿入した。

「あっ、あっ、あぁあ。少し、少しだけにしてくださあぃ。」
女の言葉に、俺は
「あぁ、少しさ。少し動くだけさ。」と、徐々に挿入を深めた。
「えっ、まだ入れるんですか。えっ、えぇ・・。」
「大丈夫、大丈夫。まだ、入ってないょ。」

ほぼ半分程を挿入し、一旦動きを止めた。
「ほらっ、止めたょ。少しだけだろ、ねっ?じゃ、その代わりにキスさせて。」
女の抵抗が弱まった頃合いを見計って、女の唇に吸い付いた。

「ここまで、ですょ。ここ、うぅ、むむ・・。」
俺は女の背中に両手を回し、右手を臀部に下げた。そして一気に、逸物を動かした。激しくピストン運動を繰り返し、女の手が背中を激しく叩いても動きを止めなかった。
「うぅ、むむ゛。い゛ゃ゛あ゛!」
女は、声にならぬ呻き声を上げた。

次第に女の抵抗が収まり、俺の舌使いに積極的に応え始めた。女の手を縛っているベルトを外してやると、女は俺の背中にしっかりと回してきた。
「嘘つき!ホント、悪い男性ね。」
甘ったるい声で、俺の耳を噛んできた。

「わかってたんだろう?ほんとうは。」
俺も又、女の耳を軽く噛み返しながら答えた。女は、少しはにかみながら
「うぅん、ヌードまでは覚悟してたけど・・。こんなことまでは、考えてなかったわ。キス位なら、とは思ったけど。」と、俺にしがみついてきた。

現金なもので、抵抗していた女には猛然と滾った思いが、今は嘘のように引いていた。鼻白む思いさえ、感じ始めた。
”もっといい女に思えたが、見間違えたか。今夜は、外れたな。まあしかし、いいネタになった。”

どうにも俺は、半端な女が嫌いなようだ。どうせなら、最後まで抵抗すればいいのだ。演技でも、いい。サメザメと泣かれた方が、良かった。気の抜けたビールを飲んだような、後味の悪さを覚えてしまった。


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