投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

白日夢(はくじつむ)
【鬼畜 官能小説】

白日夢(はくじつむ)の最初へ 白日夢(はくじつむ) 32 白日夢(はくじつむ) 34 白日夢(はくじつむ)の最後へ

白日夢・一 第二章: みどり編-10

(五)ローター

金員の前に跪くミドリだったが、心中は煮えくり返っていることだろう。不可抗力だっと、逃げることはできない。自らの意志で、身体を開くのだ。それも、為されるがままに、ということではない。俺の満足度によっては、すくい上げた水がこぼれてしまうのだ。

眼前にある金員は、どう足掻いても、明日の米の為には必要なのだ。不況の嵐が吹きまくる昨今において、己が稼がねば生活が成り立たないのだろう。

それにつけいる俺は、非道な男かもしれない。しかしいつかは、このミドリにしても踏み込む道の筈だ。早いか遅いか、それだけのことだ。暫く後であれば、この屈辱感を味わうことは無かったかもしれない。そんな女を、俺は数多く見てきた。そんな女ならば、これ程の札は出しはしない。人間としての尊厳を踏みにじるからこその、大枚なのだ。

俺はミドリの身体から離れると、ゆっくりと紫煙をくゆらせた。突然のことに、ミドリは戸惑っていた。
「何か、お気に障りましたか?・・」
俯いたまま、ミドリが尋ねてきた。
「シャワーを浴びなさい。」
ひと言、告げた。

「はい。」
ミドリは力無く立ち上がると、足を引きずるようにしてバスルームに向かった。
”さあて、どうするか。”
すぐにもベッドに向かっても良かったのだが、貞淑然としたミドリを思いっきり乱れさせたかったのだ。ミドリに任せても、ありきたりの行為しかできないであろう。せいぜいが、フェラチオ止まりだろう。それでは、割に合わない。

鏡越しに見えるミドリは、シャワーの湯を顔にいつまでも浴びている。何度も、顔を手で拭っている。止まらぬ涙の、処理であろう。
俺は受話器を取り上げると、フロントを呼び出した。その後、徐にバスルームに向かった。

そっと音を立てずに入り込んだ俺に、ミドリは気が付いていなかった。やはりのことに、押し殺した声で泣いていた。ミドリの境遇に同情はするが、さりとて大枚の金員を与えようとする俺とて、その代償は頂かなくてはならん。
そっとミドリの後ろから、ミドリの乳房を鷲掴みにした。

「キャッ!」
嬌声を上げながら、顔を覆っていた手で俺の手を外した。しかしすぐに思い直すと、その手を乳房に戻した。俺はゆっくりとその乳房を揉み上げながら、首筋に唇を這わせた。
ミドリの小さな、消え入るような声が、耳に届いた。

「あのぉ、ホントに頂けるんでしょうか・・。」
まだ半信半疑のなのか、それともふんぎりを付ける為なのか、再度問いかけてきた。俺は、ミドリの耳元で囁くように答えた。
「あぁ、嘘は言わない。俺を満足させてくれた分だけ、やるよ。それが、少しになるかそれとも半分か、全部になるかは、ミドリ、君次第だ。」

突如ミドリの身体が反転し、スッと俺の視界から消えた。そして、いきり立つ俺の逸物を口に銜えた。
頭を前後させる様は、店でのおざなりの仕種ではなかった。先端の亀頭を、ねっとりと舌でしゃぶり始めた。
ミドリが上目遣いで、俺の反応を確かめている。俺は無表情のまま、唯見下ろした。

”そんなことじゃ、大したことはない。”
そんな素振りを見せてやった。ミドリは、慌てて逸物の裏筋に沿って舌を滑らせてきた。そして袋を軽く吸い上げるようにもした。何度か繰り返すミドリだったが、ひと言の声も発しない俺が気になるのか、何度も俺を見上げていた。
さすがの俺も、少し焦らし過ぎかと考え始めた。フェラチオだけで、満足など出来るわけが無いのだ。俺はミドリの頭を軽く叩くと、そのまま顔を両手で挟み身体を引っ張り上げた。


白日夢(はくじつむ)の最初へ 白日夢(はくじつむ) 32 白日夢(はくじつむ) 34 白日夢(はくじつむ)の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前