投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「ストロベリークリーム」
【その他 官能小説】

「ストロベリークリーム」の最初へ 「ストロベリークリーム」 13 「ストロベリークリーム」 15 「ストロベリークリーム」の最後へ

「ストロベリークリーム〜Chocolate〜」-5

「あ、あの…さっきはありがとう」

「んー?何が?」

「…私が紺君を指名したくて迷ってたの、気付いてたんでしょ?」

「そうだったのぉ?嬉しいなぁ」

…もうっ

「…僕の名前知ってるんだねぇ?」

「あ、う、うん」

どきどきする…

「あなたのお名前は?」

「杏子、です」

「杏子さん」

「はい」

「…僕、杏子さん見たことあるよ。よく、店の前を歩いてた」

どきっ!

「あ、それは、あの…近くにちょっと用事があって、」

言いかけて、紺君が私をじっと見ていることに気付く

…きっと私の全てを見透かしている
こんなところでごまかしたってしょうがないじゃない

「今の嘘……こ、紺君を見てたのっ…」

「僕を…?」

「いつも、ずっと見てた…」

「杏子さん…」

紺君が私を抱きしめる
私と同じくらいの背なので、重なる部分が同じ。
だから、私の心臓が速く打っていることも、きっとお見通し

「杏子さん、店の前通った後、一度も振り返ったことないでしょ」

「?うん」

「…いつも、目が合ったらいいなぁって思ってたのに。
 振り返って、僕を見て、僕が笑ってあの人も笑えばいいのにって…ずっと思ってたんだよ?」

私の心が激しく揺れ動く
期待しちゃだめ…後で傷つくんだから

「そんなの…嘘」

「どおしてそう思うの?」

「だって…紺君はたくさんの人に愛されて、たくさんの人を愛しているでしょう?」

「僕は皆に愛を持ってるよぉ。竜にも愁にもお客さんにも、カラスにも花にもね。
…でも、僕の全部をあげる、僕だけのものにしたい人は一人だけだよ」

言って私の首にキスをする


「ストロベリークリーム」の最初へ 「ストロベリークリーム」 13 「ストロベリークリーム」 15 「ストロベリークリーム」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前