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Blossom
【学園物 官能小説】

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Blossom-9

「…したくない?……もっと気持ちイイよ。後悔させないけど」

(…もて遊んでるかのようだったのに、キョウヘイも…興奮してたんだ)

胸がキュウン、と鳴る。今のアンナにはそれがなんなのかよく分からない。ただ、入りかかったキョウヘイのものがどんなものかばかりが気になる。

「後悔しない?」

「させない…よ」


キョウヘイは、言った途端に進入してきた、いきなりの攻撃と待ち望んでいた快感にアンナは再度頂点に達した。

「…キツ…これ、やっべぇ…」

充分すぎるほど濡れ、ほとんどセックスがはじめてのアンナはその快感によって異常な程感じていた。

「あっ――…やぁ…あ、あ、ああ、ふぅ…ん……」

「…そんな、やらしぃ声出すんじゃねーよ…興奮する」


キョウヘイはなるべくアンナのイイところを探そうと努めたが、そうもいかない。

「……アンナ…」

「…んん……な、に、…キョ、ウヘ……」

「……気持ち、…いい?」

「……イイ…よぉ…こんなに、か、んじるな、んて
 …し、しらなか…った…よぉ…」

「…俺も、ちょーイイ……もう、イキそ…」

「イって…キョウヘイも…あ、あ、あああ!…やぁ、ぁ」


キョウヘイの動きは今までと比にならないほど激しくなり、後ろから入れられていたアンナはそれをもろに受けた。キョウヘイがイク瞬間、またもギュ、と膣が収縮して、意識を飛ばしかけた。


(あ、気持ちいいって認めちゃった…………)


キョウヘイは自身を抜き、ポケットからティッシュをとり、アンナの股間、太もも、等を拭く。股間を触られたとき、ビクと震えるも、それはただ液体を拭う優しい手つきだった。自分のも処理する。アンナは拭かれながら今だにはっきりしない意識をなんとかしようとするが無駄な努力だった。後ろをむいているアン ナを抱き上げ、キョウヘイはアンナを衣服も整える。なんだか恥ずかしくなってきた。

(赤ちゃんみたい…)

「大丈夫、自分で出来るから…」

「いいよ、休んでな」


キョウヘイは優しい声でそう言うと、パンツもキチンと履かせた。

(何でそんな優しいのよ…襲ったくせに)


そして、全てが終わるとキョウヘイはアンナをまっすぐ見て頬を触ってくる。
…何も言わなかったけれど、目は愛しいものを見るような眼差しだ。外見がいいというのもあるだろうけれど、きっと、それだけではない。
キョウヘイは再びキスを落とす。2回、3回…。


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