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陽だまりの詩
【純愛 恋愛小説】

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陽だまりの詩 14-3

***

「じゃあ土曜の十一時に迎えに行くから」
「はい」
そう言って俺たちは奏の病室を出た。

「お前なあ、もう冬だぞ?風邪引いたらどうするんだ?」
俺は即、美沙を問い詰める。
「…だから、暖かい格好で行くって約束したじゃない」
美沙は、しつこいなあ、と付け加えるとため息を吐いた。
「…まあそうだけどよ」
なんか不安になるんだよな。
「あのな、絶対に無理はするなよ」
「わかってるって」
そんな会話を交わしていると、美沙の病室の前に着いた。
「あ、あたしやることあるから、帰っていいよ」
「そうか?」
「うん、気をつけて帰ってね」
美沙はそれだけ言うと、そそくさと病室に入っていった。

やることってなんだ?
まあ、美沙のことだから当日に俺と奏を驚かせてくれるのだろう。

期待しておくか。


そうして俺は、特に考えもせず家路に着いたのだった。


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