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ねこ♪ネコ♪小猫♪
【学園物 官能小説】

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ねこ♪ネコ♪小猫♪2-1

火曜日。
俺は学食で早めの昼食を取っていた。講義は午後からだが、調べ物があって早めに大学に来ていた為、学食が混む前に昼食を済ませたかったからだ。

ざわざわと学食の入口が騒ぎ始め、講義を終えた学生が入って来る。
「そろそろ、行くか。」
席を立つ準備を始めた時、入口に楠の姿が見えた。思わず、じっと見つめてしまう。

細くて小さい身体。
昨日、あの身体を抱きしめ愛撫し鳴かせた。耳に残る甘い喘ぎ声に誘われ、俺は楠とのセックスを思い出していた。

最初、俺は楠が男慣れしていないのをいい事に、いろいろ悪戯をして反応を楽しんだ。
楠の身体は凄く敏感で、俺の愛撫に素直に反応する。特に首筋が弱くて、鎖骨から耳まで舐めると一段とよく鳴いた。
さすがにセックスすると聞いた途端暴れたが、すぐに大人しくなって素直に俺を受け入れたから、拍子抜けしたのも事実だ。

もっと抵抗するかと思ったのに。女なんて結局、こんなもんだ…。

でも、初めての快感に怯え、愛撫を止めてくれと言った時、楠の事を『愛おしい』と思う自分に気が付いた。
俺は楠が好きで抱いてるんじゃない。楠を汚したいだけだ。
なのに、楠に優しく接してしまう。甘い声をもっと聞きたくて、焦らして焦らして、楠の快感を大きくしていった。そんな俺に楠は素直に救いを求める。何だか切なくなってしまう。
楠、俺はおまえを傷付けてるんだぞ。
罪悪感からか、愛おしさからか、俺は優しく接していた。

楠の一番奥まで入った。
いくら解したからって初めて受け入れる肉棒はつらいはずだ。なのに楠は俺の頬を撫でて心配してくれる。
だから、何でだよ。なんで、お前は優しいんだよ。

楠がイク前に言った言葉…。
「側にいたい。」
すごく嬉しかったが、素直に喜べない自分がいた。
俺は、楠の親切心や真面目な所に付け込んで、汚そうとしたんだ。でも、気付いた気持ちにも逆らえ無い。
俺が楠の側にいるには『セックスフレンド』しかなかった。友達でも、恋人でも無く…。

それでもいい。楠の側にいれるなら、それでもいいんだ。

でも、なんであいつ…あんなに嬉しそうだったんだ?楠からしたらレイプされたのと同じだろ?

ズキンッ!

レイプ……。
自分の行動に腹が立った。

楠は俺の事、どう思っているんだろうか…。気持ちを確かめたい気もあるが無理矢理セックスした手前、俺からは聞けない…。

楠の方を見ると、若山と向かい合わせに座り、楽しそうに食事していた。
あいつら仲直りしたのか…。


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