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ねこ♪ネコ♪小猫♪
【学園物 官能小説】

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ねこ♪ネコ♪小猫♪-9

『あっ!気持ちいい。』

火照ってた頬に触れる小坂の手は冷たくて、心地良くて、思わず目を閉じてしまう。
次の瞬間、唇に柔らかい感触がした。
『キスされてる!』
びっくりして目を開けると小坂の長い睫毛が見えた。
『キレイ』
見取れてしまった自分に怒りが込み上げたが、今は小坂の唇を離したくて一生懸命、肩を押した。
「んぅーっ。んっんぅっ…。」
その間も小坂は私の唇を揉んだり、下唇を挟んだりして愛撫してくる。
『やっ!何これ?!こんなの知らない!』
気が付けば、小坂の両腕は背中と腰に周り、私は身動きが取れないでいた。

まだキスは続いている。朦朧とする意識の中で空気を求めて口を開ける。
「ンハッ…。」
クチュ
ビクッ!!
口を開けたと同時に、小坂の舌が入り込む。
「…んぁっ…んんぅっ…むっんぅ……」
口の中のクチュクチュという音が頭の中で響く。
『ヤダッ!ヤダッ!何なの?!』
頭の中はパニックを起こし、どうしていいのかわからない。
すると上顎をソロリと舐められた。
ビクン!!
小坂の目が楽しそうに笑い、同じ所を掠める様に舐めてくる。
ビクン!ビクン!
震える度に、身体の中に熱の塊が出来てジワジワと溶し始めていく気がした。
「あっ…むんぅっ…はぅっ…」
小坂の肩を押していた両手は、崩れ落ちそうな身体を支えるのに必死で、ギュッとシャツを掴んでいる。
『もっ…もう…ダメ……』
全身の力が抜けて崩れ落ちる。そんな私を支えたのは小坂の両腕だった。
「すっげえ。エロい顔。」
身体が熱にうなされそうだ。息を整えながら小坂に聞く。
「…っ。なっ…なんで…こ…んな事…。」
小坂はしれっと返してくる。
「決まってんだろ。友達だから。」
『はっ?友達だから?』
眉間にシワを寄せた私の耳元で、
「友達は友達でも…。セフレ。セックスフレンドだよ。」
と囁いた。
『えっ?!セックス?!そんなのヤダッ!!』
力が入らない身体を一生懸命ばたつかせて、小坂の腕から逃げ様とする。
そんな私を楽しむように小坂は床に押し倒した。
背中に床の冷たさが伝わりビクン!と身体が跳ねた。
「楠、感じ過ぎ。」
小坂は楽しそうにクックッと笑い、
「またまだ、こんなもんじゃないからな。」
覆いかぶさりながら、私の目を見て囁いた。

ドキンッ!

『あの目だっ!』

あの日、初めてあった時に警告された、深い海の様な目。

『もう…逃げれない…。』

私は諦めの様な覚悟を決めた。

私が暴れなくなった事に気が付いた小坂は「ふ〜ん。」と言って、唇を重ねてくる。舌で歯をノックされ口を開けた。
「やけに素直だな…。
まぁいいか。楠も俺の舌に自分の舌を絡めろよ。」
私は頷くと小坂の舌を受け入れた。
ムチュ。クチュ。チュプッ。
「…むんっ…はむっんっ…んっんっ…」
小坂と私の舌は二人の口の中でダンスを踊っているようだった。離れていけば追い掛けて、抱きしめて、また離れる。


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