投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

陽だまりの詩
【純愛 恋愛小説】

陽だまりの詩の最初へ 陽だまりの詩 45 陽だまりの詩 47 陽だまりの詩の最後へ

陽だまりの詩 6-11

***

「おはよう」
「おはようございます」
今日も俺は奏のリハビリを見学することにした。

二人で談笑しながらリハビリテーション室へ向かう。
車椅子を押す作業にもすっかり慣れたが、奏の頑張りが報われて、もう押すことがないようにしたい。

奏ならやれる。


その思いを読んだかのように、奏はしゃべりだす。
「春陽さん」
「ん」
「私、頑張りますから」
「あ、ああ」
「私、春陽さんと隣り合わせで歩きたいです」

顔を見えなくても、今の奏の真っ赤な顔は想像できる。

「俺もだ」
「はいっ!」


奏が歩けるようになったら言おう。

好きだと。



そんなことを考えながら、最後の角を曲がる。
「先生!」
どうやら例の美人先生が待っていたようだ。

どんな人だ?

じっと顔を見る。

「わっ」
俺は車椅子を押すのをやめていた。
急停止に奏は驚く。
「春陽さん?止まっちゃってどうしたんですか?」
「……」


目の前には、アキが立っていた。

「…ハル」
「…アキ」


こんなこと、予想できるはずもなかった。


陽だまりの詩の最初へ 陽だまりの詩 45 陽だまりの詩 47 陽だまりの詩の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前