投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

双子月
【学園物 官能小説】

双子月の最初へ 双子月 12 双子月 14 双子月の最後へ

双子月3〜美月〜-2

「・・・先生、これ・・・」

あの繭のような突起は美月の未熟な秘核を捕らえていた。じれったいような妙な感覚がして、足をもじもじとすりあわせると、その様子に東条が薄く笑む。

カチ

微かなスイッチ音がしたかと思うと、とたんに美月は体をびくりと跳ね上げた。

「きゃあ・・・っ!・・・なに、これっ・・・ぁっ!」

繭は美月の秘核を捕らえたまま、細く振動をはじめたのだ。美月はたまらずしゃがみこんだが、それがかえって仇となる。繭がさらに強く秘核におしつけられた。

「ひぁっ!・・・やぁ・・・」

今度は立上がり、太股をきつくあわせるが、やはりその振動から逃れることは出来なかった。

「今日一日そのままでいなさい。それは俺の思うがままに動く。一日中見ているからな。」

そういいながら手にした小さなリモコンのようなものを見せる。東条がそのリモコンのスイッチを指で軽く操作すると、繭の振動は止まった。

「・・・そんな。」

きっと何かさせられるんだろう。そう覚悟はしていたのに、想像を超えた現実に言葉をなくしてしまった。それでも逆らえばどうなるか分かっている美月は、真っ赤な顔で唇を噛み締める。

「放課後にまたここに来なさい。」

東条はそういうと、用件はそれだけだといわんばかりに窓際の自分の事務机に座り、書類を見始めた。

時計はそろそろいつもの登校時間。美月は力なく東条に一礼し保健室を後にした。



・・・・・

いつもと変わらない教室の中、自分だけは異質なもの。美月はそんな気がしてしょうがなかった。そのせいか、口数も少なくなり、友達には具合が悪いんじゃないかと心配された。

「今日の4時限目の私の現国は授業研究になるので、いろんな先生方が見にこられます。そのつもりでね。」

朝のホームルームで担任の先生が言っていた。
この学校では、一年に一、二度、教師どうしが実際の授業を見て批評しあうような制度がある。

よりにもよってこんな日に・・・

美月は心の中で思った。
自分の秘部にある異物は、なおも美月にじれったいような感覚を与えている。いやがおうにも意識はそちらにむいてしまい、授業も上の空だった。

クラスメートの視線も、いつもより何十倍も気になった。
知るはずもないクラスメートたちはいつもと変わらないのはずなのに、少しでも目があったりすると、バレたんじゃないかと気が気ではなかった。


双子月の最初へ 双子月 12 双子月 14 双子月の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前