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unknown quantity〜未来への道〜
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unknown quantity〜未来への道〜-7

「解りました。俺に出来るならやります。」

奏真はその言葉を聞いて安心したのか、笑顔になり他の皆を席に座るように促した。

「…ほら、皆も座って、座って。」

前列に宗也が真ん中で左に月都、右に麻里香が座る。後列は左に菜津未、右に雪江と座る。

「…改めて、自己紹介するよ。僕は天城 奏真。最近は“真の解法者”って呼ばれて困るよ。ははは。」

奏真は軽く笑う。

「…はぁ。奏真様、皆が引いていますよ。」

皇華が鋭い口調で突っ込みをした。そう、皆してどう答えていいのか困っていた。

「…失礼、失礼。やっぱ、僕が教師なんて似合わないから断ったのに。皇華さん、皇希さんや聖魔に頼んでくれない?」

奏真は顔の前で両手を合わせてお願いのポーズを皇華にした。全員が驚く。

「…仮にも皇希様が認めた者なのですから、最後までやり遂げてください。…それでも46年生きているんですから。」
『!!』

麻里香以外は激しく驚いた。奏真の見た目はどう見ても20歳ぐらいの容姿だ。

「ん?驚いたかい?僕はこれでも46歳だよ。言ったろう。“刻印”には不死の力があると。」

奏真は笑顔だ。当たり前の事を言っているんだろうが、宗也たちには衝撃的だろう。

「…まぁ、頭の隅っこにでも置いておくだね。どうでもいい事だけど。…で、僕がSクラスの担任だけど彼女が副担任だよ。」

奏真はそう言うと教壇から離れ、皇華を見た。皇華は仕方ないような表情で教壇まで歩く。

「…」

しかし、喋ろうとしなかった。奏真は頭に手を当ててやれやれというふうに頭を振った。

「皇華さん。無口になるのは止めようよ?」

奏真が言った。

「…。どうも苦手です。知人なら平気なんですが。人前になると、…どうも…」

皇華は困ったような表情で奏真を見た。奏真はため息を吐くように喋る。

「はぁ…。皇希さんか聖魔が居てくれたらなぁ。かなり楽になるのに。」

奏真も困った表情になった。すると、麻里香が奏真に向かって喋る。

「聖魔おじ様。私は知っていますので、飛ばしてください。」

それを聞いた奏真が喋る。

「…出来ないんだな〜。作者がバカな人だから、読者さんが理解が出来なくて解らなくなるから。」

………うるさい………

「そうですか。なら諦めます。」

……………

すると、皇華が意を決したように喋る。


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